【インタビュー】台湾出身のTeresa、日本CDデビュー「いろいろなTeresaを見てほしいです」

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■ 不安やプレッシャーもあるけど、すごくワクワクしています

── 続いて8月に配信リリースされた「ホシゾラニ・キミヲオモフ」は、安室奈美恵さんの「HERO」など多くの名曲を生んできたサウンドプロデューサー・今井了介さんが手がけたナンバーで、日本語と中国語が織り交ぜられたTeresaさんならではの曲ですね。

▲先行配信「ホシゾラニ・キミヲオモフ」ジャケット

Teresa:日本語の部分と中国語の部分を別々にレコーディングしたんですけど、さっき言ったように声を響かせる場所が違うから、1曲の中に2つポジションがあるというのは、私にとってチャレンジでした。自分のなかでは、リズムと歌詞を大切にしました。

── だからでしょうね、日本語での歌唱も中国語での歌唱も、Teresaさんの歌声がとても耳に心地よいです。

Teresa:それはよかったです。うれしい! 日本語がわからない人、中国語がわからない人にも、ちゃんと気持ちが伝わるように歌いました。

── “君”への想い、“君”に会えないもどかしさも伝わってくる「ホシゾラニ・キミヲオモフ」の歌詞ですが、Teresaさんも共感しながら歌えたのでしょうか。

Teresa:誰でもそういう経験はあるだろうな、と思う歌詞だし……私自身の過去の経験を思い出しながら、想像もして。曲全体の雰囲気も好きなので、共感しながら歌えました。

── 中でも、好きなフレーズはありますか?

Teresa:“真夜中一人で座るソファーの広さに 心沈み込む I feel so lonely”です。真夜中の静かな時間に、私もよくひとりでソファーに座って、自分の心と会話するようにしているので。

── そういう時間、大事ですよね。そして10月23日にはミニアルバムで日本でのCDデビューを飾るTeresaさんですが、日本でも活動していくにあたって、どんな期待感を持っているのでしょうか。

Teresa:不安やプレッシャーもあるんですけど、日本のみなさんにも私の歌を聴いてもらえるようになるので、すごくワクワクしています。たくさん愛してもらえたらうれしいし、早く聴いてほしいですね。

▲Debut mini ALBUM『Hybrid』ジャケット

── ちなみに、Teresaさんはこれまでに何回くらい日本に来たことがあるんですか?

Teresa:回数は、数え切れないです。私、日本でのデビューが決まる前から、日本によく旅行に来ているんです。初めて来たのは…5年前くらい。そのときは東京に来ました。

── その後、何回も訪れてくれているのは、日本のどんなところを好きになってもらえたのでしょうか?

Teresa:私は日本のアニメが大好きなので……。

── 「ホシゾラニ・キミヲオモフ」のミュージックビデオは秋葉原で撮影されていましたけど、アニメ好きならテンションも高まったのではないですか?


Teresa:はい、秋葉原には仕事で行ったことがあったんですが、ミュージックビデオの撮影でとっても高まりました(笑)。それに日本は、食べ物がなんでも美味しいです。私が特に好きなのは、お寿司!台湾でも食べることができるけど、やっぱり日本で食べるお寿司は全然違って、新鮮で、いつも感激します。日本は本当に魅力的な国で、何度来ても楽しいです。

── よく行くのはどこですか?

Teresa:福岡です。福岡も食べ物が美味しくて、8月にもひとりで行きました。

── ひとり旅ですか!

Teresa:そうです。私はひとりの時間を大事にしたいから。よくひとりで旅行したり、カフェに行ったりします。

── Teresaさんはアクティヴなんですね。7月には、代々木公園で開催された<台湾フェスタ2019>で日本で初めてライブパフォーマンスをされましたが、いかがでしたか?

Teresa:緊張のあまりに、具合が悪くなりかけました(苦笑)。でも、ステージに立った時の達成感は忘れられません。泣きそうになるくらい感動しました。とてもいい経験です。でも、自分にはまだまだ足りないところがありますから、ライヴもできる歌手になるために、これからもっとキャリアを積んでいきたいと思います。


▲<台湾フェスタ2019>ライブ写真(photo by kaochi/suzuki)

──「ハナミズキ」「ホシゾラニ・キミヲオモフ」の2曲で、もっとTeresaさんの歌声を聴いてみたいという想いが強まっているだけに、デビューミニアルバムが本当に楽しみなのですが、どんな作品になりそうでしょうか。

Teresa:実は今回も1曲録音しに来たんですけど、その曲はHIP HOPみたいな感じです。ほかにも、R&B、ロック、ポップスなど、さまざまな曲調と表情が詰まった作品になると思います。歌手としても女優としても、やっぱり演技は大事です。歌を歌うときも曲によって違う顔で歌うのがとても楽しいし、いろいろなTeresaを見てほしいです。

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