ゲスの極み乙女。&indigo la End、メジャーデビュー5周年2マンにハンバーグ師匠も登場
indigo la Endとゲスの極み乙女。のメジャーデビュー5周年を記念し、9月15日(日)に新木場スタジオコーストにて2マンイベント<馳せ合い>が開催された。
◆ライブ写真
最初にステージに登場したのはindigo la Endだ。「夜明けの街でサヨナラを」「名もなきハッピーエンド」と2曲連続で披露し、会場は早くも熱気に包まれた。短めのMCを挟み、佐藤栄太郎のドラム、後鳥亮介のベース、川谷絵音・長田カーティスのツインギターによる演奏から「billion billion」を披露すると、会場内をすっかりindigo la End ワールドに包み込む。
その後、「結構久しぶりな曲をやります」と川谷が告げ、「染まるまで」を歌唱。柔らかなバラードを丁寧に歌い上げた。その後のMCでは、「メジャーに5年いたという実感もなく、ある意味地味にコツコツ続けてきたのがindigoだ」と振り返る川谷だが、「メジャーで5年経った今昔の曲やインディーズ時代の曲をやるのも楽しく感じる」とも述べる。そして「一番新しい曲をやります」と告げ、始まったのは10月9日に発売を控えているニューアルバム『濡れゆく私小説』から先行配信中の「小粋なバイバイ」だ。続けて、同アルバムよりギターのしっとりとしたリフが特徴的な「結び様」、四年前のリリースにもかかわらず今年SNSを中心に再ヒットしている「夏夜のマジック」を披露した。そして最後に、「渚にて幻」を演奏し、全編を通して夏を感じる内容でindigo la Endの本編が終了した。
すると転換中、突如スクリーン上には川谷によるVTRが流れ、特別ゲストとして特設ステージにダンサーと共に登場したのは、ハンバーグ師匠こと井戸田潤(スピードワゴン)。お決まりの熱々の鉄板ジョークを披露したかと思いきや、そのまま川谷絵音が作詞作曲したという「ハンバーグ師匠のテーマソング」をダンスを交えながら歌唱した。
転換が終わり、ゲスの極み乙女。のオープニングSEが流れる。休日課長、ちゃんMARI、ほないこかの順で挨拶がわりにソロ演奏を披露していくと、1曲目「パラレルスペック」から会場はすっかりゲスの極み乙女。一色に染まった。そこから、川谷による「踊ろうぜ」の掛け声で「サカナの心」、「市民野郎」、「ノーマルアタマ」、「Song3」、「ユレルカレル」と途切れることなくダンスチューンへ繋がっていった。
「踊れない曲だけど」と前置きしてから、ライブでは初披露となる最新配信曲「透明な嵐」を演奏。その勢いのまま「オトナチック」、「無垢な季節」、「星降る夜に花束を」を披露し、本編ラストは「キラーボール」が飾った。頭上から照らされた巨大ミラーボールが降りてくる演出により、客席はこの日一番のダンスフロアと化した。
アンコールの声に応え再びステージへと姿を現すと、「秘めない私」、「ハツミ」の2曲を披露。そして、いよいよこの日のイベントを締めくくる最後の曲「ドレスを脱げ」の演奏がスタートすると、indigo la Endのメンバーもステージ上に登場し、大団円の様相を呈した。途中では、indigo la Endのメンバーもそれぞれギターソロを披露し、会場からは大きな歓声があがった。
現在では、ジェニーハイ、DADARAY、加えてアーティストへの楽曲提供など多岐に渡る活動を行っている川谷絵音だが、その軸となるindigo la Endとゲスの極み乙女。が同じステージを共有したこの一夜は、それぞれのバンドがまだまだこの先に物語を綴っていくことを確信させもした。
撮影◎鳥居洋介
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