【インタビュー】デビュー45周年の中村雅俊、「どう考えても頑張らなきゃいけない状況」

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■ 「まだ途中」ということですね

── その7月15日は、芝居はなしで、歌だけのスペシャル・ライブ。小椋佳さんと、松山千春さんのゲスト出演が決まりました。

中村:小椋さんは古い付き合いだし、松山千春も実は付き合いが古くて。関西のコンサートイベンターの社長の結婚式に、付き合いの深いアーティストを呼びたいということで、矢沢永吉さんと、千春と、俺が呼ばれて出席したことがあったんです。あと、札幌へ行った時にマジック・バーに連れて行かれたことがある(笑)。マジックを見ながら酒を飲むというバーで、千春がすごい得意げに解説してくれたのを覚えています。2012年に行われた東日本大震災の復興ライブも3人でやったり(中村雅俊、伊勢正三、松山千春)。すごく礼儀正しい人なんですよ。だから、よく言うんですけど、小椋佳さんのほうがよっぽど口が悪くて。

── そんなこと言っちゃっていいんですか(笑)。

中村:うん、大丈夫です。千春のほうが口が悪そうだけど、優しいし、とか言うと小椋さんに悪いけど(笑)。いろいろと当日はお祭りみたいに楽しい日になると思います。二人がゲストで出るだけでもね、お客さんはワクワクして観てくれると思うんで。だからその1日に負けないように、他のステージも頑張ろうと思います。実は、俺が張り切ってる理由の一つに、今回の公演は貸切が多いんですよ。ね?

明治座スタッフ:大変ご好評をいただいていまして、あっという間に貸切でどんどん埋まってしまいまして。

中村:それがすごく嬉しくて奮い立つわけですよ。たぶん、あんまり俺のことを知らない人も来るだろうし。いつもコンサートに来てくれる人とは違った人が来るので、もう一回再認識してほしいんですね。「俺、あいつが歌うのをちゃんと観たことないんだよな」という感じだった人にも、「また中村雅俊のライブに行きたい。舞台を観たい」と思わせるようなパフォーマンスを、頑張ってやろうという気になってるので。そういう、お客さんとのいい出会いがきっとできると思うんです。そしたら、今後もCDが出るたびに買ってくれるかもしれないしね(笑)。

── 大事です。そのための今回のベスト・アルバムでもあるという。

中村:そうだよね。だから、準備は整いつつあるという感じですね。

── それにしても、『yes! on the way』。前向きな力強いタイトルです。

中村:「まだ途中」ということですね。最初は、アルバムのためのタイトルというよりも、今回の舞台のトータル的なイメージだったんですけど、どちらにも共通するものがあるので付けました。秋のコンサート・ツアーのタイトルも<ON and ON>で、同じような意味なんですけどね。「どんどん続けていく」という。とにかく、どう考えても頑張らなきゃいけない状況になってきましたね。

── 思いっきり、楽しみにしています。

中村:せっかくこうやって、みんなで力を出し合って、一つのものを作ってるので。あとはお客さんに来てもらわないとね。よろしくお願いします!

取材・文=宮本英夫

  ◆  ◆  ◆

■45周年記念シングルベスト『Masatoshi Nakamura 45th Anniversary Single Collection ~yes!on the way~』

2019年7月1日発売
・初回限定盤 CD4枚組+DVD1枚
COZP-1555/9 税込¥10,800
・通常盤 CD4枚組
COCP-40896/9 税込 ¥5,400

CD収録曲:

CD-1
1 ふれあい(1974年7月1日)
2 白い寫眞館(1974年11月1日)
3 いつか街で会ったなら(1975年5月1日)
4 俺たちの旅(1975年10月10日)
5 盆帰り(1976年5月25日)
6 時(1976年11月1日)
7 俺たちの祭(1977年11月1日)
8 青春試考(1978年5月10日)
9 時代遅れの恋人たち(1978年11月1日)
10 日時計(1979年6月1日)
11 激しさは愛(1979年11月1日)
12 野生のリサ(1980年5月1日)
13 マーマレードの朝(1980年9月1日)
14 表通りは欅通り(1981年2月10日)
15 心の色(1981年11月25日)

CD-2
1 君の国(1982年5月21日)
2 恋人も濡れる街角(1982年9月1日)
3 燃える囁き(1983年5月21日)
4 瞬間(ひととき)の愛(1983年7月21日)
5 揺れる瞳(1983年12月21日)
6 パズル・ナイト(1984年6月21日)
7 夢一途に(1985年3月21日)
8 日付変更線(1985年10月21日)
9 想い出のクリフサイド・ホテル(1986年5月21日)
10 70年代(1987年6月1日)
11 もう一度抱きたい(1987年10月21日)
12 さよならが言えなくて…(1987年11月21日)
13 未来が眠る日々(1988年9月1日)
14 消えのこる青春の香り(1989年1月21日)
15 RISKY NIGHT(1989年4月21日)

CD-3
1 あなたにあげたい愛がある(1989年6月21日)
2 闇の中のサファイア(1989年7月25日)
3 ほほえみで抱きしめたい(1989年11月21日)
4 願い(1990年5月21日)
5 風の住む町(1990年12月21日)
6 ざっくばらん(1991年11月21日)
7 誰よりも…(1992年9月1日)
8 ほんとうに愛ができること(1993年4月21日)
9 迷いながら(1994年3月21日)
10 ありったけの愛を集めて(1995年5月10日)
11 過ぎた日にそっと花を(1996年9月10日)
12 愛はここにある(1997年9月10日)
13 小さな祈り(1998年7月1日)
14 哀しい人(1999年6月1日)

CD-4
1 心の地図(2000年11月23日)
2 あいつ(2001年8月1日)
3 虹の少女(2002年9月20日)
4 立ち上がれ(2003年5月21日)
5 空蝉(2005年2月23日)
6 コスモス (2007年2月21日)
7 涙(2008年6月25日)
8 はじめての空(2015年9月23日)
9 ならば風と行け(2016年9月14日)
10 どこへ時が流れても(2017年9月13日)
11 まだ僕にできることがあるだろう(2017年9月13日)
12 だろう!!(2018年11月21日)
13 千年樹(2018年11月21日)

■明治座「中村雅俊 45th アニバーサリー公演」詳細

2019年7月6日(土)~7月31日(水)
一部 芝居:脚本 鹿目由紀 鴻上尚史  /  演出 鴻上尚史
「勝小吉伝 ~ああ わが人生 最良の今日~」
出演: 中村雅俊・賀来千香子・東 啓介・愛加あゆ・山崎銀之丞・田山涼成・寺脇康文 他

二部 中村雅俊 LIVE
「yes! on the way」

【開演時間】
12:00/17:00

【料金(税込)】
S席(1階席・2階前方席))¥12,000
A席(2階後方席・車イススペース)¥8,500
B席(3階席)¥6,000
【チケット発売】
5月26日(日)10:00~ 一般販売開始
※6歳以上有料。5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。
明治座オフィシャルサイト:https://www.meijiza.co.jp/info/2019/20190706/

■中村雅俊「45周年ベスト盤発売&明治座公演制作発表記者会見」スペシャルイベント

7月1日 明治座

※7月1日発売の中村雅俊シングルベスト「yes! on the way」を指定CDショップで予約された方の中から抽選でご招待
※応募方法等詳細:
https://columbia.jp/artist-info/masatoshi/

■<Masatoshi Nakamura 45th Anniversary 明治座 Special Live>

【開催日】7月15日(月・祝)
【開演時間】16:00
【スペシャルゲスト】小椋佳 松山千春
【料金(税込)】
S席(1階席・2階前方席)¥12,000
A席(2階後方席・車イススペース)¥8,500
B席(3階席)¥6,000
【チケット一般発売】
5月26日(日)10:00~
※6歳以上有料。5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。
明治座オフィシャルサイト:https://www.meijiza.co.jp/info/2019/20190706/

■<中村雅俊45th ANNIV.CONCERT TOUR 2019「ON and ON」Vol.3>

※第一弾発表日程

9/29(日) NHK大阪ホール 16:30
〜Band Unit〜

10/5(土) 秋川キララホール 17:00
〜Acoustic Unit〜

10/14(月・祝) 相模女子大学グリーンホール 16:00
〜Acoustic Unit〜

10/20(日) 埼玉会館大ホール 16:00
〜Acoustic Unit〜

11/9(土) 都の杜うぐいすホール 16:00
〜Acoustic Unit〜

11/17(日) 白石市文化体育活動センター(ホワイトキューブ) 17:30
〜Acoustic Unit〜

12/1(日) 越前市いまだて芸術館 15:00
〜Acoustic Unit〜

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