【ライブレポート】そらる、3万5000人動員の全国ツアー完走

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そらるが4月14日、活動10周年を記念した全国ツアー<SORARU LIVE TOUR 2019 -10th Anniversary Parade->の最終公演を千葉・幕張メッセ国際展示場ホールで開催した。7公演にわたった今回のツアーは全公演がソールドアウトし35,000人を動員。満員御礼のプレミアムツアーとなった。

◆ライブ画像(全12枚)

オープニング映像が流れると会場の熱気は歓喜に変わり、10th Anniversary 第1弾シングル「銀の祈誓」でライブがスタート。イントロで、そらるが「行こうぜ、幕張」と叫ぶとオーディエンスもそれに応えヒートアップ。間髪を入れずに「セパレイト」「群青のムジカ」とアップテンポナンバーを歌唱しオーディエンスをエモーショナルな世界へ誘っていく。

MCに入り、「今日はどのライブより最高なライブにするため、みんなで全力で盛り上がっていこう」と挨拶すると、「Liekki」「シャルル」「月世界旅行」を披露し、続く「文学少年の憂鬱」では、そらるの情感豊かな歌声が会場に響き渡りオーディエンスがそらるの歌声に酔いしれる。ビジョンには、夜のオーロラの星空から雪が降り注ぐ演出にあわせて、バンドメンバーによるインストルメンタルの演奏から、ライブキービジュアルの衣装に着替えて再登場したそらるが「ゆきどけ」を披露。歌い上げると雪を踏む足音と共に雪原に見立てた白の花道が現れ、「嘘つき魔女と灰色の虹」の歌唱と共に花道を歩いて、360度ぐるりとファンに囲まれたセンターステージに移動し「ビー玉の中の宇宙」へ。宇宙空間にいるような空間演出とシャボン玉で表現したビー玉による幻想的な空間を作り上げた。


「みんな一緒に歌って下さい」というそらるの掛け声から「合言葉III」を会場全体で歌唱。メインステージに戻ると、活動10周年を改めて振り返りファンへ感謝を伝えた。そして10周年イヤーの新たな挑戦として、音楽ユニット・After the Rainとして活動を共にする、まふまふと共作した『映画 賭ケグルイ』主題歌「アイフェイクミー」を披露し、ファンからのリクエストが多かったというエッジの効いたエレクトロダンスナンバー「マダママゴト」を聞かせた。

後半戦に入り、「夢のまた夢」「彗星ハネムーン」では、トロッコで会場のなかを移動しながら歌唱し、そらるが中央ステージに戻るとステージのスクリーンが開き、オーケストラが登場。バンドメンバーとフルオーケストラによる「Firepit」と「彗星列車のベルが鳴る」は圧巻のステージとなった。そらるは「昔はライブの失敗を恐れていたが、皆の笑顔に励まされるから失敗を恐れずチャレンジすることが出来る。これからもライブを続けていくから、また来てください」と感謝を伝え、会場にハート型の桜が舞い散る中で「長い坂道」を披露し本編が終了した。



アンコールのMCでは、「ひとつ言わないといけないことがあります」と神妙な面持ちで話し出すと会場は静寂に包まれ、心配するファンに向けて7月17日にニューアルバムをリリースすることをサプライズ報告。最後に「今日は思い残すことはありません。まだ道半ばです。これからもよろしくお願いします」と語り、「ユーリカ」で締めくくった。そらるの楽しそうな笑顔に会場全体が笑顔と感動の涙に包まれ、幕張メッセでのツアーファイナルは大団円で幕を閉じた。



撮影◎小松陽祐(ODD JOB)/加藤千絵(CAPS)/堀卓朗(ELENORE)

セットリスト

<SORARU LIVE TOUR 2019 -10th Anniversary Parade->
2019年4月14日(日)
千葉・幕張メッセ国際展示場ホール
1.銀の祈誓
2.セパレイト
3.群青のムジカ
4.Liekki
5.シャルル
6.月世界旅行
7.文学少年の憂鬱
8.ゆきどけ
9.嘘つき魔女と灰色の虹
10.ビー玉の中の宇宙
11.愛言葉Ⅲ
12.アイフェイクミー
13.マダママゴト
14.ジグソーパズル(アンケート曲)
15.夢のまた夢
16.彗星ハネムーン
17.Firepit
18.彗星列車のベルが鳴る
19.長い坂道
EN1.夕溜まりのしおり
EN2.ユーリカ

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