サウンドの宇宙を探検、XLN Audioからまったく新しいビートメイクツール「XO」登場

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まったく新しい操作性と軽快動作を兼ね備えたビートメイクインストゥルメンツウェア「XO」が、Addictive Drumsシリーズで知られるスウェーデンのXLN Audioより登場、発売が開始された。

「XO」は、8,000種以上のサンプル、100種以上のプリセットを搭載するインストゥルメンツであり、柔軟かつ軽快なシーケンサーをサンプラーセクションを備えるソフトウェア。スタンドアローンシーケンサーとして使えるほか、プラグインとしてホストDAWと同期したシーケンス構築、演奏が可能。さらに「XO」で作成したシーケンスをMIDIまたはオーディオとしてドラッグ&ドロップするといったシンプルなワークフローでDAWのトラックに取り込むこともできる。


▲すべてのワンショットドラムサウンドを検出し、Space画面にカテゴライズして配置。ファイルの配置場所が複数にわたっていても、ファイル名がそれぞれ異なっていてもすべてをソートして表示する。

特徴的な「Space」画面では検出したサンプルを色分けして配置。マウスやトラックパッドによる操作で膨大な量のサンプルをストレスなくブラウジングし、自身のビートキットに取り込むことができる。「XO」に付属する8,000種以上のサンプルのほか、市販のワンショット・オーディオ素材も一括して取り込み可能。煩雑になりがちなサンプルの管理、楽曲への取り込みも担ってくれる。


▲さまざまなバリエーションを生み出せるPlaygroundでビートメイク。

遊び心あふれる直感的なシーケンサーにも注目。ACCENTUATORを使ってビートにアクセントを加えることができ、Grooveテンプレートを使って多彩なノリのビートを演出。Nudge機能はパターンに対して、ビートに生々しいゆらぎや独特のリズムフィールをもたらす。リバーブ、ディレイ、ピッチ、フィルター、ディストーションなどの内蔵エフェクトも使用可能だ。そして、「Playground」エリアにアクセスすると、ビートやサウンドの無限のバリエーションをすぐさま探求可能。Randomボタンをクリックすれば、パターンに新しいエキサイティングなエッ センスを取り入れることもできる。

また、「XO」に組み込まれている多くの検索フィルタは求めるものをより早く見つけることをサポート。パワフルなライブフィルタモードはXOのサンプルの提示にも利用できるが、その範囲をユーザーがカスタマイズすることも可能。たとえば、「808」「Trap」「HipHop」と入力すれば、その基準にマッチしたサンプルのみをランダム化。シーケンスだけでなく、サウンドのバリエーションにも偶発性を盛り込むことが可能だ。

「XO」は、Mac、Windowsに対応し、64bitのVST、AU、AAXをサポートするホストで使用可能。10日間使用可能なトライアル版も用意されるので、まずはこちらをチェックしてほしい。

製品情報

◆XO
価格:オープン(実勢価格 16,800円 税別、ドル円レートに依存)
発売日:2019年4月9日
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