稲垣・草なぎ・香取、<パラ駅伝 in TOKYO>で17,500名の来場者と心を一つに
日本財団パラリンピックサポートセンター(以下、パラサポ)が、3月24日(日)にパラスポーツイベント<パラ駅伝 in TOKYO 2019>を開催した。
◆イベント画像
パラ駅伝は、さまざまな障がいのあるランナーや健常者のランナー9名(伴走ランナー1名含む)がチームをつくり、タスキをつなぎゴールを目指す。第4回目の開催となる今回は、全国16都道県から17チーム、海外からはカンボジアチーム、パラサポスペシャルサポーター草なぎ剛と動画クリエイターたちとのコラボチーム「チームi enjoy !」と、今回で3回連続出場となる「チームよしもと」も参加し、過去最多の20チーム180名のランナーが出場した。
オープニングアクトでは、パラサポスペシャルサポーターの稲垣吾郎、香取慎吾、パラ駅伝サポーターをつとめるキャイ~ンが登場し、観客から選ばれたフラッグベアラーと選手がともに入場。17,500人が来場した観客席は大いに盛り上がり、スタートを迎える選手へ大きな声援が送られた。
続く開会式では、日本財団パラリンピックサポートセンター会長 山脇康、日本財団パラリンピックサポートセンター特別顧問 小池百合子東京都知事、柴山昌彦文部科学大臣、桜田義孝東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣による挨拶の後、木下航志による国歌斉唱が行われた。
▲チームi enjoy !
▲チームよしもと
カウントダウンは稲垣が、スターターは香取が務め、会場一体がスタートを心待ちにするなか、1区視覚障がいランナーと伴走者20チーム40名が一斉にスタートを切った。
駅伝レースは、「チームi enjoy !」として草なぎ剛が第4区を快走。レース後、開口一番「超気持ちいい!」とコメントし、「声援が力になりました。今日からまた鍛えます」と息を切らしながらも充実の表情で話した。動画クリエイターのFischer‘s- フィッシャーズ-や神スイングでおなじみの稲村亜美も、沿道の声援に応えながら笑顔でタスキをつないだ。また、吉本興業所属のタレント・アスリートで編成された「チームよしもと」も、げんき~ずや木村真野が激走し、昨年に続き、応援でも盛り上げた。カンボジアチームでは、リオデジャネイロオリンピック男子マラソンカンボジア代表 猫ひろしも大活躍。「大勢の前で走ることができ、気持ちよかったです。自然と『なんも言えねぇ』という言葉が出てしまったほどです」と述べた。
次々と最終走者がゴールし会場が熱気に包まれる中、最後にフィールドへ入ってきたのは、「チームi enjoy !」 の最終走者でフィッシャーズのンダホ。ンダホがフィールドに入ってくるなり、大声援が沸き起こり、その後はチームメートたちと一緒に走ってゴールを目指し、20チーム目のゴールテープを切った。ンダホは「本当に、声援ありがとうございました!」と声を振り絞って声援に感謝を表した。
全員のゴールを終え、稲垣は「会場の皆さんの心が一つになり、見ていて僕も心が熱くなりました」と感想を述べた。優勝は「ベリーグッドとちぎ」。準優勝は、「ぐんまちゃんランナーズ」、第3位は、「TEAM MIYAGI」となった。
表彰式では、「ベリーグッド とちぎ」へパラサポ会長の山脇康によって優勝杯が授与され、延與桂都知事代行からは東京都知事賞の表彰状が贈られた。また、“最も印象に残ったチーム”に贈られるJTB賞は、カンボジアチーム「Golden Angkor」 が選ばれた。
フィナーレは、稲垣、草なぎ、香取がスペシャルライブとして「#SINGING」と「雨あがりのステップ」の2曲を披露し、 会場は大興奮。ボランティアや選手も笑顔でライブを楽しみ、<パラ駅伝 in TOKYO 2019>は大盛況のなか終了した。
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