ロブ・ハルフォード、ミュージシャンの自殺が相次いだことに言及

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ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード(Vo)が、クリス・コーネル、チェスター・ベニントン、そしてキース・フリントとミュージシャンの自殺が相次いだことについて、「我々はお互いを愛し、支え合い、兆候を見逃さないようにしなくてはならない」と話した。

◆ロブ・ハルフォード画像

ハルフォードは『Wall Of Sound』のインタビューでこう語った。「俺らは、この問題について話し続ける必要がある。なぜなら、このタイプのシチュエーションは……、大切な友人を喪ったとき、いつだって、“彼は元気だった。素晴らしい公演をやり、明日会おうって言ってたのに…”って話が出る。他人の頭の中を探るのはものすごく難しい。俺らにできるのは、お互いを愛し、支え合い、なにか兆候がないか見逃さないようにするだけだ」

「ロックンロール、クリエイティブな人たちの間では、この手の悲惨な出来事が無くなることはないようだ。でも、いまはいい。もっとオープンに話し合われている。かつては“鬱なのか、自力で抜け出せ”って感じだった。そんなこと無理だ。その人を助けようとしなければ」

「手を差し伸べる方法はある。(携帯の)テキスト・メッセージを送り、友人がどうしてるか訊いてみろ。“最近連絡ないけど、上手くいってる?”とか。Eメールでもいい。手を差し伸べる、一緒に時間を過ごす、支え合う、出来ることは何であれやろう」

ドラッグやアルコールの後遺症が鬱を引き起こすとも言われ、ハルフォードは33年前にどちらも止めたが、いまでも克服したとは考えていないそうだ。「ドラッグやアルコール依存症だったら、それから解放されることなんてないんだ。“回復した”って言うのは嘘だ。それと共に生き、それに対処していくんだ。毎日だ。少しずつだ。でも、メンタルの面は本当に難しい」

ジューダス・プリーストは今週、来日。木曜日(3月21日)、幕張メッセで開かれた<Download Japan 2019>でパフォーマンスした。

Ako Suzuki
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