【レポート】倉木麻衣と澤穂希、東京オリンピック500日前イベントで「選手のみなさんに声援を」

倉木麻衣と澤穂希が本日3月21日、プロジェクションマッピング上映イベント『TOKYO VISION 〜500 Days to Go! Night〜』の初日に出演した。同イベントは3月21日から24日まで、東京･有明の東京ビッグサイト会議棟とパナソニックセンター東京にて開催されるものだ。

◆倉木麻衣＋澤穂希 画像

東京ビッグサイトとパナソニックセンター東京を結ぶ「シンボルプロムナード公園 イーストプロムナード 石と光の広場」で、オープニングセレモニーが開催された初日には、女子サッカー界からレジェンドの澤穂希(アトランタ1996大会、アテネ2004大会、北京2008大会、ロンドン2012大会出場)のトークステージや、倉木麻衣による応援ライブのほか、東京オリンピック・パラリンピックへの“応援”をテーマとして制作されたプロジェクションマッピングの上映が行われた。

『TOKYO VISION 〜500 Days to Go! Night〜』は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催500日前を迎え、『東京2020大会』に向けた気運醸成と東京の魅力を発信するために実施されるものだ。約8分間のプロジェクションマッピング映像が、4日間に渡り『東京2020大会』時に会場エリアとなる有明の東京ビッグサイトとパナソニックセンター東京の壁面に投影されるほか、大会応援メッセージ『500 DAYS TO GO MESSEGE WALL』も投影される。





初日イベントは、大学合同アカペラサークルライブ＜50Fes＞に参加する学生たちのオープニングアクトで始まった。6名のメンバーがステージに登壇、アカペラで歌い始めたのは、坂本九の「明日があるさ」だ。その歌が進むにつれ、ステージ周辺の一般来場の中に紛れていたメンバーたちが自然発生的にパフォーマンスに合流するというフラッシュモブ展開で来場者を魅了。ラストは、ステージおよび周辺に集結したメンバーたちが大合唱を繰り広げた。





続いて、澤が登場、ミニトークを行った。マイクを持った澤は開幕まで500日だという事実に、「2013年に開催が決定したときは、まだまだ先だと思っていたのですが、もう来年ということで、すぐなのですね。ドキドキ、ワクワクしています」と感慨深そうに語った。一方で、アスリートたちにとっては、これからが「最後の戦いで大変な時期」と語り、「本番でベストの状態で戦うことは難しいのですが、選手のみなさんには本番でベストを尽くしてもらるように頑張っていただきたいです」と期待を言葉にした。

また澤は、『東京2020大会』で初採用の4つの種目(空手／スケートボード／スポーツクライミング／サーフィン)に期待していることも明らかにした。このほか、アトランタ1996大会で予選敗退、アテネ2004大会でベスト8、北京2008大会で4位、ロンドン2012大会で銀メダルと過去4回の出場で着々と順位を上げている女子サッカーが話題に上がると、「オリンピックでメダルを取ることは簡単ではないのですが、自国開催でもありますので、みなさんの力を借りて、ぜひ、金メダルを取ってもらいたいです」と、具体的に“金メダル”という目標を口にした。





ステージに上がり、ミニライブを行ったのは倉木麻衣だ。マイクを持った倉木は、『東京2020大会』の開催まで残すところ500日と聞いて、「もうすぐですね。私もワクワクしています。選手のみなさんはメダルを獲得しようと日々、頑張っていらっしゃると思います。みなさんの夢が形になってほしいです」と声を弾ませた。「また、世界の方たちが日本に来て、『日本で開催してよかったな』と思ってもらえるオリンピック・パラリンピックになればなと思います。私も音楽で応援させていただきたいと思います」と続けた。

あいさつが終わると、いよいよミニライブへ。倉木は「短い時間ですが精一杯、心を込めて、選手のみなさんに声援を届けていきたいと思います。2020年！　オリンピック！　パラリンピック！　みなさん、一緒に応援して行きましょう！」と告げ、「Stand Up」「ベスト オブ ヒーロー」の2曲を続けて熱唱した。倉木のステージを間近で体験した澤は「かっこよかったです」と感動を表現した。





倉木のステージが終了する頃に、あたりが夜のとばりに包まれた。メインイベントとなる約8分間のプロジェクションマッピング『TOKYO VISION 〜500 Days to Go! Night〜』が投影される時刻だ。東京ビッグサイトのシンボルともいうべき逆三角形が左右に連なった会議棟の壁面に“10”という数字が表れ、会場が一体となって「3、2、1、スタート！」の掛け声を上げると投影が始まった。

前述したようにプロジェクションマッピング『TOKYO VISION 〜500 Days to Go! Night〜』は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の“気運醸成と東京の魅力”がテーマ。和の雰囲気ただよう映像の中で東京のさまざまな風景が紹介される。その万華鏡の奥を覗くような映像に続いては、スポーツの祭典をイメージさせる荘厳な音楽とともに、選手たちや、オリンピック・パラリンピックの名場面が映し出された。終盤には、壁面に巨大な打ち上げ花火が投影され、“500”と表示された数字が“499”“498”と次々とカウントダウンされていく演出で、来場者を魅了した。








投影が終わると澤は「なんだか選手に戻ったような気分になってしまいました。『今から戦うのだな！』という感じの勢いになってしまいましたね。気持が高まります」と大興奮の様子。倉木も、「もう1回見たい。感動しました。たくさんの方に観ていただきたいです。『前に、前に！』と、気持ちがどんどんわき上がってくるような、とても情熱的なプロジェクションマッピングでした。この先、わくわくした気持ちで2020年を迎えられそうです。オリンピック・パラリンピックがすごく楽しみになりました！」と声を弾ませた。

また、イベントではパナソニックセンター東京の壁面を利用した『TOKYO VISION 〜500 Days to Go! Night〜』もお披露目され、来場者を魅了した。