『ボヘミアン・ラプソディ』のエディター、ネットでの揶揄「知らなかったが、わかる」
クイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞の編集賞を受賞したジョン・オットマンは、作中の1シーンにおいてあまりにもカット数が多いとネットで揶揄されていることを知らなかったが、理解できると話した。
◆『ボヘミアン・ラプソディ』関連画像
これは、クイーンのメンバーが、ロンドン・テムズ川辺のパブで未来のマネージャー、ジョン・リードとミーティングを行なうシーン。2分間に60以上のカットがあり、あまりにも目まぐるしく「フラフラする」「受賞すべきは最優秀編集賞ではなく最多編集賞」などと、からかわれた。
これらコメントについて、オットマンは『Washington Post』紙のインタビューでこう話した。「オー・マイ・ゴッド! ワオ、知らなかったよ。でも、なんでそういうのが出てるかわかる」「(あのシーンを)見るたびに、自分の頭に袋をかぶせたくなる。自分の美学に反するからね。もし、エクステンデッド版ができたら、別のシーンを入れ、あのシーンはカットする!」
問題のシーンは、ブライアン・シンガー監督が降板しデクスター・フレッチャーが引き継いだ後、新たに撮影されたもので、時間をかけられなかったそうだ。
作曲家でもあるオットマンは、これまでにブライアン・シンガーと組み、『ユージュアル・サスペクツ』、『X-MEN』シリーズなどの編集と音楽を手掛けてきた。『ボヘミアン・ラプソディ』でも編集に加え音楽を担当した。
Ako Suzuki
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