フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック「ライブ・エイドのシーンは1テイクでとお願いした」

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クイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じた俳優のラミ・マレックによると、ライブ・エイドのシーンはノンストップ、1テイクでの撮影もあったそうだ。

◆『ボヘミアン・ラプソディ』画像

マレックは、オーディエンス(エキストラ)を入れたスタジアムのセットで「Bohemian Rhapsody」や「Radio Ga Ga」をパフォーマンスした際、一時停止や再開が何度かあったことに、それではクイーンが持つエネルギーやライブ・エイドで彼らが実際に体験した魔法が失われてしまうと懸念したそうだ。そして、プロデューサーに最初から最後までノンストップでパフォーマンスを撮影して欲しいとお願いしたという。

実際にその1テイクのヴァージョンが映画でどれくらい使用されたのかは不明だが、演じるものにとっては功を成した。マレックは先週、NYで開かれたイベント『Deadline Contenders』でこう話したという。「カメラを付けたクレーンを3台持ち込み、22分間のセット全てで回した。僕らがこれまでやった中で最高のテイクだった。アドレナリンが駆け巡った。いま思い出すだけでも僕の心臓はドキドキする。7万5,000人を前に、彼の身体にどれだけのアドレナリンが駆け巡ったか、実感する」



マレックは、それまでの彼の代表作、ドラマ『Mr. Robot / ミスター・ロボット』でロング・テイクの撮影に慣れており、フレディを演じる準備はできていたとはいえ、ロック史で最高のパフォーマンスとも考えられているものを再現するのはチャレンジだったと付け加えた。

Ako Suzuki
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