Martin x 島村楽器コラボ、自然との共存を目指した環境配慮型素材によるアコースティックギター
環境配慮型素材を主体としながらも、木の温もりも感じられるアコースティックギター「LX Custom S/E」が、米マーティン社(C.F.Martin & Co., Inc.)と島村楽器のコラボにより誕生。11月23日より発売される。
マーティン社は毎年FSC(森林管理協議会)の認可を得たサスティナブル・ウッドと呼ばれる持続性豊かな木材をはじめとするさまざまな種類の木材を用いた製作に挑戦しながら、未来を見据えたギター製作に対しての研究に力を注いでいる。なかでも98年発表のXシリーズは、木の繊維を特殊な方法でプレスしたハイ・プレッシャー・ラミネート(HPL)と呼ばれる圧縮合板材を採用したことで世界的な注目を集め、マーティン・ギターに欠かせないシリーズの一つとなっている。
そのXシリーズをダウンサイジングした「Little Martin」をベースに、島村楽器とのコラボレーションにより生み出されたのが、「LX Custom S/E」だ。
「LX Custom S/E」は、FSC認証材などの環境配慮型素材を主体としながら、木の温もりも感じることができるような独自の仕様とした。指板やブリッジにはFSC認証材であるリッチライトを、ボディサイド&バックにはHPL材を使用。ボディトップにのみ天然の木材サペリを採用することで温かみのあるサウンドを演出した。また、Fishman Sonitoneピックアップシステムを搭載したエレアコ仕様としている。
島村楽器はCSR活動の一環として、環境負荷がかかりにくい素材で作られた楽器の販売を通じて環境保全活動に取り組む「Evergreen Project(エバーグリーンプロジェクト)」を2018年9月より始動。この取り組みと連動し「LX Custom S/E」の売上の一部は、植樹を通じて災害に強い森を守る活動を行う、公益財団法人「鎮守の森のプロジェクト」に寄付され、ギター購入1本につき1本の植樹が行われる。未来を担う次の世代に私たちの想い伝えていくことで、楽器と自然との幸せで持続的な共存を目指すとしている。
製品情報
トップ材:サペリ
バック材&サイド材:HPL(ハイ・プレッシャー・ラミネート)
ネック材:ラスト・バーチ・ラミネート
ネックシェイプ:モディファイド・ロー・オーバル
ナット幅:1 11/16”
スケール長:23”
トップ仕上げ:ハンドラブド
指板材:FSC Certified Richlite
ブリッジ材:FSC Certified Richlite
ピックアップ:Fishman Sonitone
◆Martin Guitar 「LX Custom S/E」島村楽器カスタムモデル
価格:70,000円(税別)
発売日:2018年11月23日
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