松崎しげる、世界の音楽を変えたのは「4大“B”」

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ザ・ビートルズのアルバム『The Beatles』(1968年)の発売50周年に合わせたニュー・エディションのリリースを記念して、11月8日、東京・原宿のレストラン「ペニーレーン」にて松崎しげるをゲストに迎えたイベントが開催された。

◆『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』記念イベント画像

“ホワイト・アルバム”の通称で知られる『The Beatles』にちなんで上から下まで白一色の装いで登場した松崎は、「ポール・マッカートニーももう76歳、僕も来年70歳ですからね。でも、ポールの背中を見ると僕も80歳ぐらいまで歌わないとまずいかなという気がしますね」と、現在来日中のポールに触れながら自己紹介。「ビートルズに関して自慢できる部分は、武道館公演に2日間行って。当時高校2年生でしたが、ビートルズ観に行ったら学校を退学になると言われてましたからね」「そこからずっとビートルズは生き続けていますね」と自身のビートルズ原体験を明かした。

ビートルズが世界に与えた影響については、「ビートルズの“B”、それからベートーベン、ブラームス、バッハ。この4大“B”が世界の音楽を押し上げてきたと思うんです」と、世界の音楽を変えたのは4つの“B”であるという持論を披露。今回50周年盤がリリースされることになる『The Beatles』もリアルタイムで聴いたということで、「ビートルズは『サージェント・ペパーズ』の時代になると、自分たちで演奏を再現できないようなアルバム作りになったんですよね。でも、その次に出したこの『ホワイト・アルバム』は、自分たちバンドがやってきたことの集大成のような感じで、ガンガン楽器をかき鳴らしていて。それまでは「抱きしめたい」とかポップな曲をやっていたのに、『ホワイト・アルバム』になったら完全にロックになったんです。演奏が当時の自分のパワーの源のように入ってきましたね」と、発表当時の印象を振り返った。


ビートルズが下積み時代に出演していたキャバーン・クラブのステージでライブをしたこともあるそうで、「僕もキャバーン・クラブに行って歌ったんですよ。キャバーン・クラブの後ろの壁は煉瓦造りになっていて、そこにサインしていけって言われてド真ん中に書いてきました。今も残っているみたいで、どこかの雑誌にその壁が写っていたんです」「(その壁を)虫眼鏡で見ても見えなかったんだけど、ハズキルーペで見た時にしっかり見えましたね」と会場の笑いを誘う一幕も。質疑応答では、この日の衣装のコンセプトを問われ「最初はいつものようにジーパンとTシャツで来ようと思ったんです。そしたら、ビートルズを発売しているユニバーサル ミュージックさんが“ホワイト・アルバム”なので白い衣装で来てくれって言うからこの格好で来ました。“ホワイト・アルバム”に真黒い松崎が来るっていうシャレにもなってるだろうし」とユーモア混じりに応えた。



終盤には、約8年ぶりだというギターの弾き語りで「Blackbird」をカバー。最後は「ポール・マッカートニーに負けないぐらいに、これからも年齢に関係なく歌えるだけ歌っていきたいです」と挨拶し、記念イベントは和やかなムードに包まれて幕を閉じた。

「『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』ニュー・エディション」は、いよいよあす11月9日にリリースされる。

Photos (C) Ryota Mori

『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』ニュー・エディション

2018年11月9日(金)発売
※フィジカル4形態で発売
(1) スーパー・デラックス・エディション〈6CD+1ブルーレイ・オーディオ 収録豪華本付ボックス・セット>
(2) 3CDデラックス・エディション
(3) 4LPデラックス・エディション
(4) 2LPエディション
詳細・予約・視聴:
https://lnk.to/TheBeatles_White

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