Rane、「SL4」販売開始

ポスト

Rane「SL4」が発売を開始した。

「SL4」は、デジタル音源ベースのDJパフォーマンスをスタジオやイベントで快適にかつクリエイティブに行うことができる10 イン 10 アウト DJ オーディオインターフェイス。最大4つのターンテーブルもしくはCDJ、自身のミキサー、パソコンに接続することで、アナログ・レコードと全く同様の操作でDJパフォーマンスを行える。本機は2系統のUSB端子を搭載し、2台のパソコンと接続できる唯一のスタンドアローンDJインターフェイスで、これによってDJの交代をスムーズに行うことが可能だ。


本システムには、SL4に完全対応するSerato DJソフトウェアが付属。またRaneが開発したCore AudioおよびASIOドライバによりさまざまなDJ、DAWソフトで利用できる。パッケージ内には12インチのSerato Control Vinyl、Serato Control CD、USBケーブル×2、ミキサーに接続するRCAケーブル×6が同梱され、DJの交代時にUSBを抜き差ししても動作が止まらないユニバーサル電源アダプタも同梱する。

SL4がリリースされた当時はDJソフトウエア“Serato Scratch Live”に対応していたが、現在はその最新版であるSerato DJ ProがSL4に完全対応。これまでSerato Scratch Liveに対応するRane DJ機器(Sixty-One、Sixty-Two、Sixty-Eight、SL2、SL3、SL4)のユーザーは、そのままSerato Scratch Liveを使い続けることも、最新のSerato DJ Proに無償でアップデートすることも可能だ。Serato DJはDVS(Digital Vinyl System)、iZontope FX、Sync、Slipモード、複数のCueポイント、Jump-to-Loop、24スロットのサンプラーに対応し、Raneが提供する超低レイテンシーのASIOおよびCore Audioドライバをフル活用したパフォーマンスが可能だ。


また、SL4の機能を十分に引き出すためには4〜5入力バスを搭載するミキサーの利用が推奨されている。本機のAux出力は、SP-6サンプルプレーヤーの出力を独立してミキサーに入力するのに便利で、かつSL4のAux入力は全てのパフォーマンスを録音するのに便利。さらにSL4はもうひとりのDJ/もう一つのパソコンと共有することが可能。搭載されるCoreAudio(Mac)/ASIO(Windows)によってSL4はデュアル10イン10アウトのUSBサウンドカードとして機能しさまざまなDJ/DAWソフトウェアで利用できる。

SL4は、ターンテーブルの出力とCDからのラインレベルの出力を受けることができ、それぞれの端子に対してフロントパネルに切り替えスイッチが搭載。SL4には極めて精度の高いスタジオクラスのフォノプリアンプRIAAイコライザーを搭載し、レコードをベストなサウンドで再生することができる。またCDやラインレベルのデバイスからの3Vrmsをクリップせずに入力し、ミキサーへ3Vrmsで出力することが可能となっている。

これら機能に加えて、ガルバーニ絶縁によって、USBや電源からグランドループやコンピュータのノイズを隔離し、ミキサーやデッキからのオーディオにノイズが乗ることを防ぐ仕様となっており、自身のデバイスをSL4に接続することでこのようなノイズから解放されるのもうれしい。

Rane「SL4」

発売日:2018年9月24日
価格:オープンプライス
市場想定売価:99,800円(税込)

動作環境
Windows(R) 7、8、10 以降 / Mac OS 10.6 以降
Intel 32 & 64bit:i3、i5、i7 1.07GHz 以上
Intel Core 2 Duo、32bit:2.0GHz 以上、64bit:2.4GHz 以上32bit:2MB/64bit:4MB のメモリ

◆Rane オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報