【ライブレポート】WANIMA、70000人動員のドーム2DAYS目前にクアトロで700人熱狂

WANIMAが8月15日、渋谷クラブクアトロにて＜Everybody!! Tour ライブハウス編 in 渋谷 〜男女が残暑に盆盆盆!!〜＞を開催した。8月25日および26日に2DAYS計70000人を動員する自身初のドーム公演＜Everybody!! Tour Final＞開催を控えたクアトロ公演には700人が熱狂。「JUICE UP!!のテーマ」の初ライブパフォーマンスも飛び出した。

◆WANIMA 画像20点

＜Everybody!! Tour＞は、メジャー1stフルアルバム『Everybody!!』(2018年1月発表)を引っ提げて行われている全国ツアーであり、ライブを根本に叩き上げてきたバンドらしく、ライブハウス、アリーナ、そしてファイナルのドームと、異なる形の会場で20万人を動員する大規模な全国ツアーだ。＜Everybody!! Tour ライブハウス編 in 渋谷 〜男女が残暑に盆盆盆!!〜＞は、そのライブハウス編となるもの。各地で”1 CHANCE(ワンチャン)”を狙う自主企画＜1 CHANCE NIGHT 京都編 ～WANIMAが舞妓と虎虎虎!!～＞(8月2日開催)とともに、7月に突如開催が発表された。



プレミアムな同公演に参加できたのはわずか700人。開演を待ちきれないファンが19時までの残り時間を叫び出すと、それに呼応するように観客が前へと集結した。次の瞬間、SEの「JUICE UP!!のテーマ」が流れ、大歓声に迎えられてメンバーが登場。「OLE!!」でライブがスタートすると、最初から手拍子、コール&レスポンス、そしてモッシュ&ダイブの応酬でボルテージは最高潮だ。

「とうとう我々とみなさんの夏がきました！」「ワンチャンしてる？」「出す準備はできているか？」といったKENTAのマシンガントークによるハイテンションなMCでは観客との掛け合いも軽妙、あっという間にWANIMAワールドを作り上げてしまった。




「オドルヨル」「CHEEKY」といったエロティックな世界観の楽曲を連発し、会場は連日の猛暑も凌ぐほどの灼熱を記録。また、ツアーでのみ披露されている新曲「りんどう」は、火照った身体をクルーダウンさせるバラードだ。アゲるだけでなく、しっとりと染み渡らせるバンドとしての引き出しの多さを感じさせた。

静と動を巧みに表現する「TRACE」、KO-SHINが一番好きだという楽曲「ANCHOR」で観客を完全ロック。そしてロッテ“爽”のCMに起用されている「シグナル」では、観客が肩車をしたり肩を組んだりしながらシンガロングが広がる。WANIMAを愛する者たちが生み出す一体感に会場が包まれながら、「いいから」で本編が幕を閉じた。



アンコールでは、これまでのライブではSEとして使用されるのみだった「JUICE UP!!のテーマ」の初ライブパフォーマンスが披露されると、ファンからは驚きとともに歓声が巻き起こった。同曲は映画「アントマン&ワスプ」(8月31日全国公開)のオフィシャルソングに起用されることが発表となっている。

その後はリクエストコーナーへ。これはFUJIが観客とジャンケンし、勝ち残った人からのリクエスト曲を募るものだ。そして選ばれたのが「1106」「ララバイ」「これだけは」。しっかり3曲リクエストに応え、更に「Hey Lady」を披露し、最後の最後まで熱い大満足の一夜は計19曲の熱演とともに幕を閉じた。そして次なるライブは、ロングツアーの締め括りであり、初のドーム公演となる＜Everybody!! Tour Final＞となる。


撮影◎瀧本 JON... 行秀