ジョージ・ハリスン、ひと夏しか使っていない借り物のギターが再度高額で落札予想
ジョージ・ハリスンが、1963年、彼のギター(グレッチ・カントリー・ジェントルマン)を修理に出したとき、店から代替品として受け取ったギター、オーストラリア製のMaton Mastersound MS-500が、9月に英国で開かれるオークションに出品される。
◆出品されるギター
オークションを開催するGuitar Auctionsの説明によると、カントリー・ジェントルマンはすぐハリスンの元に戻ってきたそうだが、ハリスンはMatonを気に入ったようで、その夏数公演で使い続けたという。ザ・ビートルズ最後のキャバーン・クラブ公演(1963年8月3日)での写真撮影でも手にしていた。
ハリスンが返品した後は、Dave Berry And The Cruisersのギタリスト、Roy Barberが、ハリスンが使用していたと承知の上、自身のギターと交換でこれを手に入れたそうだ。2000年に彼が亡くなった後、このギターは2014年からリバプールにあるザ・ビートルズの博物館The Beatles Storyに展示されていた。
2015年にオークションに出品した際は、個人収集家が37万3,000ポンドで落札した。それから3年、今回のオークションでも30~40万ポンド(4,280~5,700万円)という高額の値をつけるのではないかと予想されている。
オークションは9月12日に英国ウィルトシャーで開かれる。
Ako Suzuki
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