【ライブレポート】ピコ、熱狂の<ATTACK the HERO>で新曲初披露

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7月20日(金)に、ピコによるワンマンライブ<ATTACK the HERO>が下北沢GARDENにて開催された。

◆ピコ <ATTACK the HERO>写真

ピコのワンマンは2017年12月以来7ヶ月ぶり。会場にはファン達がピコのオリジナルキャラクター“ピコチュウ”ぬいぐるみやグッズTシャツやタオルを身につけて集結し、会場が暗転すると、サポートメンバー、そしてピコが登場。マントのような上着に身を包み、 “HERO” を彷彿とさせるピコの姿にファンのテンションも急上昇する。

ピコがボカロP「ちゅうとろP」名義で作った「ウタカタストロフィ」でライブは幕開け。意表をついた選曲から、続けて「ゴーストルール」「天樂」と“歌ってみた”系での人気の楽曲が続く。

元祖、“両声類”こと男女の音域を自由に操るピコ。「テオ」代表曲「桜音」、そして、静けさと激しさが共存する「恋は戦争」、「プロトディスコ」、ピコの綺麗な歌声に酔いしれる「言ノ葉」、「シンドローム」を歌い上げた。多用なピコワールドに引きずりこまれるファン。続いてはバラード「声」「心做し」。感情すべてをぶつけて歌い上げる姿、そして声に多くのファンが涙する。


ウェットな空気のなか、突如、新曲「ATTACK of the HERO」(仮)が披露された。新曲のプレゼントに歓喜をあげるファン達。この楽曲に込めた想いは、2作前の作品「村人A」に遡る。自分自身を含む人間の弱い部分にスポットを当て作成していった「村人A」。それは、一歩踏み出せない自分に対しての問いかけでもあった。 そして「Re:Act」は踏み出した先にあった葛藤を歌ったもの。そして今作の「ATTACK of the HERO」(仮)は更にその先の答えに辿り着く楽曲となっている。「何を求めてどうやって生きていきたいか。 これから戦いを挑む世界に対しての宣戦布告」という想いをこめて作ったとピコは明かす。


そしてここからは、一気にライブを加速させていく「Make My Day!」「ピコピコ☆レジェンドオブザナイト」。会場のボルテージも最高潮に上がったところで「Re:Act」、会場がヘドバンの嵐になった「拝啓ドッペルゲンガー」へと激しい曲でたたみかけ、熱狂の本編は終了した。

アンコールはアットホームな雰囲気の中、アコースティックセットからスタート。「キミボシ」「しわ」を歌い上げる。バンドセットに戻りエンディングに向かって、「村人A」「Unlimited Dream Walkers」が続き最後は、ピコのライブアンセム「タナトス」で幕を閉じた。

MCでは、新曲の発表と冬のワンマンライブ、LINEスタンプを制作中という発表もなされた。動画投稿出身の中からメジャーデビューをし、前例のない道を作り続けてきた中で歩んできたピコ。11年目に突入したピコが、また新たな道(=ステージ)を開拓し、突き進む姿を見た一夜であった。

なお、新曲「ATTACK of the HERO」(仮)は8月31日に配信される事が決定している。

撮影:竹中圭樹
衣装:原宿VILLAGE


■セットリスト<ATTACK the HERO>

2018年7月20日(金)下北沢GARDEN
1.ウタカタストロフィ
2.ゴーストルール
3.天樂
4.テオ
5.桜音
6.恋は戦争
7.プロトディスコ
8.言ノ葉
9.シンドローム
10.声
11.心做し
12.新曲
13.Make My Day!
14.ピコピコ☆レジェンドオブザナイト
15.Re:Act
16.拝啓ドッペルゲンガー
EN1.キミボシ
EN2.しわ
EN3.村人A
EN4.Unlimited Dream Walkers
EN5.タナトス

■配信リリース「ATTACK of the HERO」(仮)

配信日:2018年8月31日(金)

■出演イベント情報

<XYZ TOUR 2018 -SUMMER->
日時:8月18日(土)~9月1日(土)

<東日本・熊本大震災被災地支援チャリティイベント 第8回横濱音楽波止場>
2018年9月2日(日)象の鼻パーク特設ステージ
時間:開場:11:30
第一部START:12:00より
第二部START:16:00より
料金: ¥3,000 (一部二部共通券)全席自由・出入り自由

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