オジー・オズボーン、レミーとの最後の電話について語る
オジー・オズボーンが、2015年12月28日、長年の友人、モーターヘッドのレミー・キルミスターが亡くなる直前、彼にかけた電話の内容について明かした。
◆オジー・オズボーン画像
オジーは『Metal Hammer』にこう話した。「俺は、彼が息を引き取った日に彼に電話していたんだ。死にそうだって聞いてた。彼は俺だってことさえわかっていなかった。“レム、オジーだ”って言わなきゃならなかった。彼はぜいぜい言ってるだけだった。俺は、“レミー、頼むから、ふんばってくれ。今行くから”って言ったんだ」
「シャロン(オジーの妻)に“車に乗るぞ、彼のアパートメントへ行かなくては”って言った。そして、家を出ようってときだった。彼女が来て、“いま息を引き取った”って知らされた。“なんてことだ…”って思ったよ。俺は崩れ落ちた。本当に大打撃だった」
「(モーターヘッドの)オリジナル・メンバーがみんな、いなくなっちまった。彼らは俺の初めてのアメリカ・ツアーでオープニングをやってくれた。その思い出を俺は墓まで持っていく。彼ら全員いい奴だった。本当に寂しいよ」
オジーはレミーが亡くなった数日後、『Rolling Stone』誌に追悼文を寄せ、友人を偲び、こう称えていた。「レミーを見て、実際の彼がどれだけ教養があるか、わからなかったと思う。俺らは音楽や格好から、“ああ、チンピラの集まりだ。自分らが何やっているのか、わかってないんだろう。悪い連中だ”と思われる。でも、それは事実じゃない。レミーは古臭いバイク乗りに見えるかもしれない。でも、彼はものすごい読書家だった。彼はいろんなことを知っていた。すごく頭のいい奴だった。初めてのツアーのとき、彼がバスに持ち込んだスーツケースの中は、パンツ、ソックス、あとは本だらけだった。俺らと一緒のとき、彼は3日間図書館にいて本を読んでいた。それに夜中、俺がトイレに行くと、彼はまだ本を読んでいた」
「彼がいなくなって、俺は本当に寂しい。俺らみんな、そうだろう。俺が思うに、音楽界に大きな穴が開いてしまった」「彼は唯一無二だった。型破りな人生だった。セックス、ドラッグ、ロックンロール、それがレミーだった」
「あいつは俺のヒーローだった。彼は素晴らしかった。いい友人だった。すでに寂しくて仕方ない。彼のことは絶対に忘れない。レミーを忘れられない人はたくさんいるだろう。いい奴だった。俺のいい友人だった。彼は、本当に偉大な奴だった」
Ako Suzuki
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