加山雄三、演歌を収録したAL発売。つんく♂も作詞で参加
加山雄三が6月27日にアルバム『演歌の若大将~Club光進丸』を発売する。
◆ジャケット画像
加山は時間ができると自身の船、光進丸に家族や友人、スタッフを呼んで料理を振舞い、カラオケをするのが唯一の楽しみだったという。大音量を出しても隣近所に迷惑をかけることがない船で加山がカラオケで歌うのは演歌のみ、と言うほどの演歌フリークでもある。35年ほど前に船員と一緒になって2曲の演歌を船で作り、その曲が時を超え自身初の演歌シングルとして6月6日に発売した「嘘よ」とC/Wの「残り酒」だった。
今回のアルバムではこの2曲を柱に、流行歌として発売した加山オリジナル曲「別れたあの人」、「しのび逢い」、「りんどう小唄」、「旅の手紙」を収録。さらに加山18番の演歌カバー「そして神戸」、「奥飛騨慕情」、「宗右衛門町ブルース」、「雪國」を新録したものが収録される。さらに最新のオリジナル曲「また会いたいあの人」も入っているとのこと。
「また会いたいあの人」は、67年に発売したが加山の持つポップス路線とは違い路線変更かと話題になった「別れたあの人」の51年の時を超えたアンサーソングでもある。作詞はつんく♂が担当している。忘れられないあの頃の恋人を今も思う純粋な気持ちを歌詞にしたためた。
なお、アルバムジャケットの撮影は3月22日に光進丸で行われた。この10日後の4月1日に火災を起こしたことにより、加山雄三と光進丸の最後の写真となっている。
つんく♂コメント
大学生の頃、日本映画にハマってたくさん映画を観ました。
その頃に加山さん主演の映画もたくさん観させていただきました。
当時学生だった僕から見ても若大将はキラキラと美しくかっこよいお姿で僕の目に映っておりました。
当然ながら音楽にも興味を持ち、加山雄三ベストを入手して聞きました。「君といつまでも」は当然ながら誰もが知っている有名な楽曲ではありましたが、バンドをやっていた当時の僕は「夜空の星」や「蒼い星くず」にとても興味を持ちました。なぜかというとどっちの曲も曲が始まった時の印象とその次の展開が驚くほど違うからです。「え?同じ曲!?」と。
この展開のあり方に度肝を抜かれたのを覚えております。世の中にはすごい作家の先生ってのがいるもんだなぁっと感心しておりました。その作曲家 弾厚作さんが加山雄三さんだと知ったのはそれからずっと後のことでした。それを知った時、もう一度度肝を抜かれたことは言うまでもありません。そんな加山さんとまさか一緒にお仕事が出来るなんて想像の外にありましたが、今回こうやって実現し、何度も作品を聞いております。その度にこう思います。「幸せだなぁ〜」と。
つんく♂
アルバム『演歌の若大将~Club光進丸』
MUCD-1412
価格:3,000円(税込)
「嘘よ」「残り酒」「奥飛騨慕情」「雪国」「そして神戸」
「宗右衛門町ブルース」「別れたあの人」他全11曲
初の演歌シングル「嘘よ」
MUCD-5347
価格:1.200(税込)
「嘘よ」c/w「残り酒」
<加山雄三 演歌の若大将~今宵、Club光進丸へようこそ~>
会場:新歌舞伎座(大阪)
日時:
2018年9月17日(月・祝)開場17:15 開演18:00
2018年9月18日(火)開場14:45 開演15:30
チケット料金:
S席(1・2階)8,500円/A席(3階)4,000円/特別席(2階最前列)11,000円
(問)新歌舞伎座 営業部 06-7730-2121(10:00~18:00)
■東京公演
会場:中野サンプラザホール(東京)
日時:2018年9月28日(金)開場17:30 開演18:00
チケット料金:S席 7,800円/A席6,800円
(問)東京労音府中センター 042-334-8471
◆加山雄三 オフィシャルサイト
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