ケラーニ、初のジャパン・ツアー「“クレイジー”になって踊ってね！」

ケラーニが5月16日、＜KEHLANI JAPAN TOUR 2018＞最終日となる東京公演をマイナビBLITZ赤坂にて開催した。

◆ケラーニ画像

初来日となった2017年の＜SUMMER SONIC＞出演を経て、自身初のジャパン・ツアーとして開催された今回の日本公演。初日の大阪・BIGCATに続き、東京公演でもキュートでパワフルな魅力溢れるステージで満場のオーディエンスを大いに沸かせた。そのオフィシャルレポートをお届けしたい。

　　　◆　　　◆　　　◆

最終日となるマイナビBLITZ赤坂、サポートアクトが終わり、DJが登場した場内は、カーディ・Bやドレイク、J.バルヴィンなど、シーンを席巻しているR&B、ヒップホップ、ラップ・ソングが爆音で鳴り響き、クラブさながらの盛り上がりを見せる。

そして満を持してケラーニが登場。DJにドラム、キーボードを従え、カラフルなジャケットを纏って姿を見せた彼女は、マイク片手に軽快な身のこなしで「大阪も盛り上がったけど、東京もしっかり盛り上がれるよね!?」とキュートな笑顔で会場を煽る。



音に身を任せるように踊りながらステージを広く使い、ファンへの感謝の言葉やコミュニケーションも欠かさないケラーニ。この日はファンが持参した、彼女の幼少時代の写真が貼られたうちわを手にとりMCをする一幕も。中盤には映画『スーサイド・スクワッド』のサウンドトラック収録曲でミュージックビデオが2億回再生を超えるヒット・シングル「Gangsta」が披露され、会場の熱気もぐんぐんと高まっていった。

「皆さん、今日は来てくれて本当にありがとう。あなたたちが曲を聴いてサポートをしてくれたからこそ、今の私がいます。ファンのみんながいなければ、私はずっとLAでひたすら歌を作っているだけだったと思うの。今回が初の東京ヘッドライナー・ツアー！　私がいつか日本に戻ってきて、1万人の前で歌うことになっても、思い出すのは今日来てくれたあなたたちのことよ。本当にありがとう！」と感謝を述べると、昨秋サプライズ・リリースされたアコースティック・サウンドが心地よい新曲「Honey」へ。


終盤には「5,000マイルも離れたカリフォルニアで作ったこの歌を東京で聴いてもらえるのが嬉しい！」と語り、「Distraction」「Good Life」とヒット曲を立て続けに披露。さらに「私には今妊娠している友達がいるんだけど、それは誰だと思う？　ヒントは、いつも“Okkuuuurrr”っていう人よ！　そんな彼女と共に作った歌を今日歌うわ！」と、カーディ・Bとのコラボ曲「Ring」を熱唱し、「この歌が今日最後の曲になるの。だから今2階に立っているみんなも、下にいるみんなも、最高に“クレイジー”になって踊ってね！！」と自身の代表曲でもある「CRZY」で圧巻のR&Bショウは幕を閉じた。

Photos by 岸田哲平

　　　◆　　　◆　　　◆