LiSA、LiSAっ子が新宿を占領!ユニカビジョンでのスペシャル上映会
2018年5月9日(水)数多くのアーティストの上映会が開催されていることで注目を集めている西武新宿ペペ広場のユニカビジョンで、「LiSAスペシャル上映会」が2回にわたり行われ、寒空の下、多くの人が集まり盛り上がった。
このイベントは、5月3日(木)~5月16日(水)まで、ユニカビジョンにて上映されるLiSAの特集番組の特別版。LiSAが2018年5月9日に2枚同時リリースしたキャリア初のベストアルバム『LiSA BEST -Day-』と『LiSA BEST -Way-』初回限定盤特典BD/DVDから、2017年に開催された初のアリーナツアー「LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~」のさいたまスーパーアリーナ公演の模様を紹介するというものだ。発売当日となるこの日は、通常よりセットリストを拡大して10曲のライブ映像を披露するスペシャル上映会として、17時からと19時からの2回に分けて約57分間の上映が実施された。
2011年のソロメジャーデビュー以降、数多くのアニメ主題歌等を担当するのみならず、アニソン・フェスやロック・フェスへの出演、海外ツアーなどを含めて、精力的なライヴ活動を行っているLiSA。高い歌唱力、コール&レスポンス等のライヴパフォーマンスと親しみやすいキャラクターで、幅広い層から支持を集めている彼女の魅力が最大限に詰まったライヴ映像を大画面で楽しめるとあって、曇り空の下、上映会場となるユニカビジョンを望む西武新宿ペペ広場には大勢のファンが駆けつけた。
この日は、ユニカビジョンのスペシャル上映会ではお馴染みの、高音質サウンドで視聴できるヘッドフォン視聴イベントも行われた。上映会はスマホアプリ「Another Track」と連動しており、あらかじめアプリをダウンロードして視聴の準備をしておくことで、上映中にアプリを起動したスマホを画面にかざすだけでスマホに接続したヘッドフォンから、上映中の映像にシンクロした高音質サウンドを聴くことができる(ヘッドフォンを使わず直接ビジョンから流れる音声も楽しめる)。先着100名様限定で高音質サウンドで視聴できるヘッドフォンの無料貸出も実施され、集まった人は開始前からヘッドフォンを受け取り、ビジョンを見上げてスタンバイをしていた。
また、スペシャル上映会のストリーミング生配信も行われ、ユニカビジョン公式サイト及びユニカビジョン公式フェイスブック&ツイッターからパソコンやスマートフォンで鑑賞することもでき、会場に足を運べなかった人でも楽しめるものとなっていた。さらに、イベント中にアプリ「VISION α」をダウンロードしたスマホをビジョンにかざすことで応募することができるプレゼント企画も。「LiSA サイン入りポスター」が10名に、「Amazon ギフト券 1,000 円分」が 50 名に当たるとあって、多くの参加者が応募している様子が見られた。
17時になると、ビジョンに西武新宿ペペ広場に集まった参加者の様子が映し出される。広場から一斉に手を振る様子は上映会で見慣れた光景だ。そして、画面はライヴ会場となったさいたまスーパーアリーナの様子へと切り替わる。LiSAが「さいたまにお集まりのみなさん、暴れる準備はいいですか!?」と叫ぶ。すぐに画面が切り替わり、今度はハンドマイクを持って歌い出すLiSAの姿が。疾走感溢れるロック・チューン「L.Miranic」からライヴ映像がスタート。この曲は、2014年に発表された、SiMのボーカル・MAHがLiSAのために書き下ろした楽曲だ。センターステージへと続くランウェイを歩きながら、天を仰ぎ見るようにシャウト。会場を埋め尽くしたピンク色のペンライトが揺れる。続いて、エモーショナルな歌唱が胸に迫る「crossing field」へ。今度は青いペンライトが客席を埋め尽くしている。会場を掌に乗せたステージングは、確かな歌唱力に裏付けられたものだといえよう。2nd シングルとして2012年に発表された同曲は、テレビアニメ『ソードアート・オンライン』アインクラッド編のオープニングテーマに起用されたものだ。「さいたまスーパーアリーナ、声出す準備いいですかー!?」再び大歓声で応える観客たち。その熱気が広場に集まった観覧者にも届いているようで、煽られて思わずグッと拳を突き上げる仕草を見せる者もいた。
重厚でサイケデリックなベースソロから始まった「the end of my world」では、寝転びながら歌ったり、上着をはだけて見せたりと妖艶なアクションを魅せて歓声を浴びるLiSA。大画面で観ているこちらもドキドキしてしまうくらいだ。「Psychedelic Drive」では、赤いスカートと黒いタンクトップ姿でセクシーなガールズ・ロッカーの魅力を振りまきながら観客を煽る。広場にはファンキーなサウンドに合わせ体を揺らしているファンもいる。映像ではLiSAがお立ち台に上がり踊りながら振っていたジュリ扇を客席に投げ込むと、ステージから“ドーン!”と特効が炸裂して火花を上げる豪快な演出もあった。
頭にツノをつけてキュートなデビルとなった「そしてパレードは続く」は、2017年発表の最新アルバム『LiTTLE DEViL PARADE』からのナンバー。昔の曲から最新曲まで、LiSAの歴史を辿ることができる選曲となっていた。続いて映像が流れたのは、バラード「シルシ」。その伸びやかな歌声には、広場に集まった観客だけでなく、周囲を通りかかった人たちも足を止めて聴き入っている様子も見られた。さらに、辺りを行きかう人々の注目を集めていたのが、「LiTTLE DEViL PARADE」の映像だ。センターステージから上空のかなりの高さまでせり上がって歌う度胸の良さには、ビジョンを見上げながら思わず「怖くないのかなー!?」とつぶやく人がいたくらいだ。
スペシャル上映会はクライマックスへ向けて盛り上がっていき、2012年リリースの1stアルバム『LOVER“S”MiLE 』からの「ROCK-mode」では、「Oi!Oi!」と盛り上がるさいたまSAの観客たち。一方、広場に集まったファンたちは、その迫力に圧倒されたかのように映像をじっと見つめている。ステージから炎が上がりさらに熱気を帯びた、2014年発売の「RisingHope」(テレビアニメ『魔法科高校の劣等生』のオープニングテーマ)から、最後は2017年2月に 「ミュージックステーション」で披露したことも印象深い11thシングル 「Catch the Moment」へ。『劇場版 ソードアート・オンライン - オーディナル・スケール - 』主題歌として知られる同曲は、パワーポップ感のあるメロディラインと力強い歌詞が特徴的で、パワフルなボーカルに心が躍るライヴ映えする一曲。広場はかなり気温が下がってきたが、汗だくで熱唱するリサを観ていると、こちらまで熱くなってくるようだ。完全燃焼のライヴ映像は、ここでエンディングへ。広場からもビジョンに向け拍手が起こり、17時の回は終了となった。
帰宅時間と重なり多くの人が行きかってぺぺ広場がさらに賑やかになる中、19時からのスペシャル上映がスタート。スーツを着た会社員や、学校帰りらしき人々が集まり初回より人数が増えている。夜になったことで、映像の中のペンライトがより一層映えて、会場と同じようなシチュエーションでライヴを観ている気分を味わえる。また、歌舞伎町の目前で映像が流れているせいなのか?着物風の衣装を翻しながら歌うシーンも、さらに艶めかしさが増したように感じられた。画面の中で迫力のガールズロッカーぶりを発揮しながら歌うLiSA、バラードでリリカルな心情を歌うLiSA、パーティーソングで観客とコミュニケーションするLiSA等、様々な表情を見せる彼女をたくさんの人が振り返る。
気がつけば、時間が経つにつれて、どんどん人数が増えて行き、通りがかりにヘッドフォンを借りてじっくり聴き込んでいる人も続出していたようだ。それだけ人を惹きつけるアーティストとしての魅力、人間力がLiSAにあるのだろう。午後8時近く、2回に渡るスペシャル上映会は大盛況で幕を下ろした。
終演後に、“LiSAっ子”(LiSAファンの総称)の男女3人組に話を訊いた。もともとのライヴ仲間で、今日はたまたまここで会ったのだという。早速感想を訊かせてもらうと「すごく楽しかったです!観に行っていたライヴだったので」とのことで、3人共会場のさいたまSAに行っていたのだとか。「ライヴだと遠くて表情を近くで見れないですけど、今日みたいに大きな画面で見ると“このときこういう顔してたんだ”とわかって嬉しかったです」。また、3人共ヘッドフォンを借りており、高音質を楽しんだり、時折ヘッドフォンを外して直接音を楽しんだり、ダイナミックなサウンドを堪能していたようだ。
LiSAの魅力についてそれぞれ尋ねてみると、「パワフルなライヴパフォーマンスですね!」「ライヴ中でもすごく楽しそうなところが伝わってくるところ、元気なところですね。それと、笑顔が大好きです」「僕も笑顔が好きです。すごく元気をもらえます」とのこと。もちろん、この日発売となったベストアルバムも購入したらしく、家に帰ってから改めて映像を観るつもりだそうだ。そして「早く武道館のライヴ(2018年6月14日(木)・15日(金)「LiVE is Smile Always~ASiA TOUR 2018~」)に行きたいです!」と楽しみにしている様子で熱く語ってくれた。
ユニカビジョンでは、今後も様々な上映会が開催される予定となっている。上映予定のアーティストや上映日時などをユニカビジョンのWebサイトで確認のうえ、気になる上映会があったらぜひ参加してみてほしい。
上映会情報
1.L.Miranic
2.crossing field
3.the end of my world
4.Psychedelic Drive
5.そしてパレードは続く
6.シルシ
7.LiTTLE DEViL PARAD
8.ROCK-mode
9.Rising Hope
10.Catch the Moment
(全曲ノーカットフルバージョン)
リリース情報
『LiSA BEST -Day-』
初回限定盤(CD+BD
)WCL-1218~1219 \4500+
税初回限定盤(CD+DVD)
WCL-1220~1221 \4000+税
通常盤(CD)
WCL-1222~ \3000+税
1.Rising Hope
「魔法科高校の劣等生」OP
2.crossing field
「ソードアート・オンライン《アインクラッド》編」OP
3.だってアタシのヒーロー。
「僕のヒーローアカデミア」ED
4.シルシ
「ソードアート・オンライン《マザーズ・ロザリオ》編」ED
5.AxxxiS
「クオリディア・コード」2nd OP
6.Empty MERMAiD
7.ジェットロケット
8.BRiGHT FLiGHT
9.traumerei
「幻影ヲ駆ケル太陽」OP
10.L.Miranic
11.ID
ゲーム「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION」主題歌
12.LiTTLE DEViL PARADE
13.WiLL~無色透明~
14.Believe in myself
初回生産限定盤特典BD/DVD
2017年6月24日、さいたまスーパーアリーナにて開催された「LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~」ライブ映像本編前半から11曲を収録
LOSER ~希望と未来に無縁のカタルシス~
L.Miranic
crossing field
Merry Hurry Berry
ミライカゼ
say my nameの片想い
Peace Beat Beast
オレンジサイダー
the end of my world
Empty MERMAiD
Psychedelic Drive
『LiSA BEST -Way-』
初回限定盤(CD+BD
)
WCL-1223~1224 \4500+税
初回限定盤(CD+DVD)
WCL-1225~1226 \4000+税
通常盤(CD)
WCL-1227 \3000+税
1.Catch the Moment
「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」主題歌
2.Thrill, Risk, Heartless
ゲーム「ソードアート・オンライン フェイタル・バレット」主題歌
3.oath sign
4.ASH
5.Rally Go Round
6.ハローグッデイ
7.No More Time Machine
8.Hi FiVE!
9.コズミックジェットコースター
10.Brave Freak Out
11.ROCK-mode’18
12.Mr.Launcher
13.Believe in ourselves
14.best day, best way
初回生産限定盤特典BD/DVD
2017年6月24日、さいたまスーパーアリーナにて開催された「LiVE is Smile Always~LiTTLE DEViL PARADE~」ライブ映像本編後半から10曲を収録
キモチファクトリー
そしてパレードは続く
Believe in myself
シルシ
LiTTLE DEViL PARADE
コズミックジェットコースター
ROCK-mode
Rising Hope
Catch the Moment
TODAY
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