最上川司×花見桜こうき、大爆笑の<最上桜劇場>初巡業
最上川司と花見桜こうきによるジョイントコンサートツアー<最上桜劇場 初巡業!!~東西!演歌・歌謡 桜前線~>が4月30日、花見桜の故郷・兵庫公演を皮切りにスタート。2日目の公演が5月3日、最上川の故郷・山形県山形テルサ アプローズにて行なわれた。
◆公演画像
THE MICRO HEAD 4N’SのTSUKASA(Dr)、ダウトの幸樹(Vo)としても活動する両者は、ヴィジュアル系ロックバンドに属しながらも二足のわらじで演歌・歌謡の世界に飛び込んだという共通点を持つ。2017年9月に東京で行なったコンサート<夏風はこぶ秋の唄!! 最上桜劇場 Vol.3>で、「<最上桜劇場>としてツアーを行ないたい」と表明しており、ついに目標が現実のものとなった。
山形公演では、それぞれの持ち曲、最上川司「まつぽいよ」、花見桜こうき「アイラブ東京」の山形バージョンをはじめ、「お祭りマンボ」「孫」「恋のバカンス」など全19曲を熱唱。デュエット曲「3年目の浮気」やこの公演のテーマ曲ともいえるオリジナル曲「最上桜音頭」も披露された。
兵庫公演のトークコーナーは、関西弁縛りで最上川が四苦八苦したという。山形公演では山形弁縛りでトークが行なわれ、ショーの中盤では花見桜と観客を生徒に、最上川による山形弁講座も催された。「早く行こうぜ!」は「わらわらあべはー」、「ドンキホーテ」は「ドンクシホーテ」。「かきくけこ」の中に小さな「つ」を入れるのがコツで、「ビデオデッキ」は「ビデオデックツ」になると説明する最上川。「ドンキホーテに行ってCDプレーヤーとビデオデッキを買ってきてください」は「ドンクシホーテさいってスェーデープレーヤーとビデオデックス買ってきてけろ」になるそうで、観客も巻き込んで繰り返し練習し、会場は爆笑に包まれた。
また、最上川と花見桜の「知らなくていいトリビアクイズ」も行なわれ、「最上川が子どもの頃に好きだった時代劇」の正解にちなんで「銭形平次」、「花見桜が行きたい海外の地名」の正解にちなんで「憧れのハワイ航路」が歌唱披露される場面も。さらに、花見桜の両親の新婚旅行の行き先がハワイだったことにちなみ、次回はハワイ公演を目指すという宣言も飛び出した。
なお<最上桜劇場 初巡業!!~東西!演歌・歌謡 桜前線~>のファイナル公演は明日5月6日、東京・浅草六区ゆめまち劇場にて開催される。