JICO、瀬戸で型取り&土岐で焼き入れした瀬戸物MCカートリッジ「瀬戸彫/SETO-HORI」を4月20日発売
創業140年のレコード針の老舗企業、日本精機宝石工業株式会社「JICO」は、オリジナルMCカートッリッジ「瀬戸彫/SETO-HORI」を発売する。
瀬戸彫は、高出力MCカートリッジエンジンを「瀬戸物」のキャビネットで包み、カートリッジ筐体そのものの無駄な振動を「瀬戸物」筐体で抑え込むという仕様が特徴。多面体で寿命が通常のレコード針の3倍以上の「マイクロリッジダイヤモンドチップ」を搭載し、カンチレバーにはしなりが多く低域の再現性が高い鉱物「ボロン」を採用している。
瀬戸物は「型取り」ののち、「焼き」を入れた時の収縮率が大きく、カートリッジ製品の筐体としては不向きとされていたが、JICOは独自のデザイン形状を愛知県瀬戸市の工房と制作、岐阜県土岐市織部焼の窯元と2年間に渡り収縮率の検討を重ねた。さらに量産最終工程でJICO本社工場レコード針職人による手加工を加え、製品化に成功した。また、ヘッドシェルとの取り付け台座は天然木を使用。JICOの純日本製手作りMCカートリッジ「瀬戸彫/SETO-HORI」は、市場想定価格99,800円(+税)で4月20日発売となる。
「瀬戸彫/SETO-HORI」
出力バランス:<1.5dB1KH
針圧:2.0g
チャンネルセパレーション:25dB/1kHz
周波数特性:15〜32,000Hz
出力インピーダンス:130ohms/1kHz
ボロンカンチレバー
チップ形状:マイクロリッジ
筐体:瀬戸物及び天然木
本体重量:19グラム
全数検音後出荷:製品保証期間1年間製品にヘッドシェルは含まれていません。
JICO オフィシャルサイト