【インタビュー】JYPが手がける実力派DAY6「いつかぜひ、バンドの聖地である武道館でライヴを」

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■ 最大の強みは、共感力とエネルギーです

── そんなDAY6はバンドという形態ですが、韓国にはダンス&ヴォーカルグループが多くいるイメージがあります。みなさんの場合は、もともとバンド志向だったのでしょうか。

ソンジン:ジェイさんとドウンさんは最初からバンドをやりたいという気持ちがありました。

ジェイ&ドウン:(頷く)

ウォンピル:もともとジェイさんはギターが、ドウンさんはドラムができました。

ソンジン:僕とヨンケイさん、ウォンピルさんは、ヴォーカルとして表現をしていきたいと思っていたんですけれども、ジェイさん、ドウンさんとバンドを始めるようになっていろいろなバンドの音楽を聴くようになり、DAY6の形ができていきました。

ウォンピル:僕はそれまでずっとピアノを弾いていたので、キーボードとシンセサイザーを担当することになって。

ヨンケイ:僕はそれまでギターを得意としていましたが、DAY6を組むことになってからベースを始めました。

── 先ほども話に出ましたが、誰かだけではなくみなさんが努力家だからこそ、素晴らしいバンドにできたのでしょうね。DAY6は5人中4人がメインヴォーカルを担い、みなさん自身が作詞・作曲を手掛けていますが、ご自身たちで思う強み、これだけは譲れない!というこだわりは?

ジェイ:僕たち自身が曲を作っているので、本当に自分たちが好きなもの、やりたいことを音楽で表現できているんですね。そのことで、ステージの上でも心から楽しんで幸せになれていると思います。

ソンジン:そして最大の強みは、共感力とエネルギーですよね。ヨンケイさんがよく作詞をしていますが、ヨンケイさんの歌詞は多くの人が共感できると思います。

ヨンケイ:(笑顔でガッツポーズ)

ソンジン:今までたくさん重ねてきたライヴでは、5人のエネルギーを伝えられるように努力しています。

▲DAY6

ウォンピル:僕たちの音楽は、バンドサウンドで“ロック”というジャンルが基盤になりますが、それぞれに個性の違うヴォーカル4人の歌声が重なることによって、これまでにない、特別で独特な音楽が表現できているとも思います。

ヨンケイ:リーダーであるソンジンさんがリードヴォーカルを務めてはいますけど、全員がメインヴォーカルとしてできるということは、強みですよね。

ドウン:本当に、4人が言った通りだと思います。その上で、僕たちはお互いにすごく正直で、飾ることなく真心で接しているところもすごくいいところだと思います。

── だとすると、楽曲やライヴをよりよいものにするために、自分の想いや考えをいい意味でぶつけ合えるわけですね。

ソンジン:そうです。ちゃんと意見をぶつけ合うし、そのときには必ず過半数を超える意見を採択するようにしています。

── 民主主義を貫いているのですね。

ヨンケイ:それはとても大事なことだし、僕たちはとても健全なグループです(照笑)。

── DAY6のいろいろな楽曲を聴いて、さまざまな音楽ジャンルを独自に昇華させているように感じたのですが、実際はどうなのでしょうか。






ソンジン:僕たちは、5人それぞれ好きなジャンルが全然違っています。全世界のさまざまな音楽から影響を受けているので、言っていただいたようにいろいろな要素が合わさった音楽になっているんです。

── 日本のアーティストからも影響を受けていますか?

ウォンピル:僕は最近、米津玄師さんにはまっています。バンドサウンドを軸に彼ならではのオリジナリティがあるので、ミュージシャンとしてとても勉強になってもいます。

ヨンケイ:ONE OK ROCKもかっこいいですよね。

ソンジン:メンバーみんな好きです。

ウォンピル:それから、Mr.Children、星野源さんもよく聴きます。

ヨンケイ:あと、RADWIMPS。映画(『君の名は。』)を通して彼らの音楽を知りましたが、彼らの音楽を聴いていると、とても風景が浮かびます。

── DAY6の音楽にも同じことが言えると感じます。

ヨンケイ:本当ですか!? それは、とても嬉しい言葉です。

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