【ライブレポート】RAMMELLS、“Authentic”な初ワンマンでファンを魅了
昨年2017年12月にアルバム『Authentic』でメジャーデビューしたロックバンド・RAMMELLSが、そのリリースを記念した初のワンマンライブを3月9日、東京・渋谷WWWで行った。
◆ RAMMELLS ライブ画像
2015年に真田徹(G)を中心に結成されたRAMMELLSは、紅一点の黒田秋子(Vo&Key)、村山努(B)、彦坂玄(Dr)からなる4人組バンドで、ブラックミュージックをベースにしながら独自のポップセンスでメロディーとサウンドを紡ぐバンドとして注目を集め、結成から僅か2年でメジャーデビュー。ライブ経歴もさほど多くなかった中で行われたこの日の公演もチケットSOLD OUTと、まさに急上昇でその人気が広まっているオルタネイティヴなロックバンド。
この日のライブはデビューアルバム『Authentic』に収められている「swim」からスタート。じっくりと重めのビートを刻むリズムに浮遊感のあるメロディで黒田の声が乗り、心地良いグルーヴを生んでいる中に炸裂する真田の轟音ギター! 一曲目からバンドの持ち味を十二分に発揮して観客を引き込むと、短いMCを挟みながら「image」「Holiday」と一気に3曲を演奏。初ワンマンとは思えない堂々としたパフォーマンスとステージ運びで満員の客席を魅了していった。その手応えはメンバーも即座に感じ取ったようで、観客の拍手に「ありがとう」と返す黒田の表情が満面の笑みだったのが印象的だった。
アルバム『Authentic』の収録曲を中心にしながら進むセットリストの中で特に盛り上がりを見せたのが、リード曲としてミュージックビデオも作られた「CHERRY」と「2 way traffic」の2曲。「CHERRY」の演奏後に鳴り響いた拍手の大きさと、「2way〜」のイントロが始まった瞬間に巻き起こった歓声は、全くタイプの違うこの2曲がRAMMELLSの“Authentic”としてリスナーに受け入れられている証であったと思う。
アルバムからの8曲にインディーズ時代の楽曲、未発表曲「blahblah」、タイトル未定の新曲まで合わせて本編13曲+アンコール2曲。掛け値なしに心と身体を揺さぶられた至福の90分であった。
彼らの音楽が“Authentic”かどうか、是非自身の耳で確かめて欲しい。
文:甲斐幹人
撮影:Maco Hayashi
セットリスト
2. image
3. Holiday
4. blahblah
5. Playground
6. slow dance
7. CHERRY
8. Black dot
9. 新曲
10. tower
11. 2way traffic
12. authentic
13. Blue
EN1. Overthinking
EN2. daybreak
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