タワーレコードの創業者ラス・ソロモン氏、死去

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▲『All Things Must Pass: The Rise and Fall of Tower Records』

タワーレコードの創業者ラス・ソロモン氏が、日曜日夜(3月4日)、米カリフォルニア州サクラメントにある自宅で息を引き取った。テレビでアカデミー賞を見ている最中、心臓発作を起こしたようだという。92歳だった。

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ソロモン氏の息子が『Sacramento Bee』紙に語ったところによると、アカデミー賞を見ていたソロモン氏は、奥さんにウィスキーのおかわりを頼み、彼女が戻ったときにはすでに亡くなっていたという。

1941年、16歳のとき父親が経営する薬局内で中古のジュークボックス・レコードを売り始めたというソロモン氏は、1960年にサクラメントにタワーレコードの第1号店をオープン。意欲的に事業を拡大し、レコードやカセットに留まらず、本やポスター、ゲーム、玩具などを販売するそれまでになかったタイプのレコード・ショップを生み出し人気を博した。全米だけでなく世界進出を果たし、1980年に日本にも出店した。

Ako Suzuki
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