デスクトップでの音楽制作に特化した高品位なオーディオインターフェイス「Arrow」
高品位なオーディオインターフェイス上でDSPによるプラグインをリアルタイムで動作できるUniversal Audioのベストセラー製品Appoloシリーズのエントリーモデルとして、MacとWindowsに対応するデスクトップタイプのThunderbolt 3オーディオインターフェイス「Arrow」が登場した。
▲トップパネルには操作しやすい大きなダイヤルと視認性の高いLEDインジケーターを用意。ギター入力、ヘッドホン出力は手前に配置される。
▲リアパネルにはTRS出力とコンボジャックのMIC/LINE入力を配置。
「Arrow」は、デスクトップでの音楽制作に特化した高品位なオーディオインターフェイス。業務モデルのApolloシリーズ直系の製品ながら58,000円という低価格で登場した。堅牢なメタルボディに2イン/4アウト(ヘッドホン含む)の入出力を搭載。クラス最高の性能を誇るAD/DAコンバーターに加え、マイクプリアンプやギターアンプを完璧に再現するUnison (ユニゾン)マイクプリアンプを2基搭載。そして、業務用モデルと共通のUADプラグインを動作させることのできるDSPを1基搭載し、付属のUADプラグインを使ってコンピューターのCPUに負荷をかけることなくボーカルやターをほぼレイテンシーなしで掛け録りできるのが最大の特徴だ。
Unisonテクノロジーによって、世界中で使われているマイクプリアンプやギターアンプのトーンやタッチ、そしてフィーリングを完全再現。はじめから付属するものだけでもUA 610-B Tube PreampとMarshall Plexi Classicプラグイン、さらにRaw Distortion Guitar Pedalプラグインが利用可能。また有償でプラグインを追加することで、Neve、SSL、FenderやAmpeg他のUnisonラインナップを増やすことができる。
▲ボーカル、ギター/ベースのレコーディングにぴったりな数多くのプラグインを用意。本物のアナログハードウェア同様のワークフローでレコーディングが可能。ミキシング時にアナログのエッセンスを加えるプラグインとしても使用できる。
そして、Apolloシリーズ同様、ArrowでもリアルタイムUADプロセッシングによってクラシックなアナログのカラーを活用可能。UADプラグインのライブラリーは、クラシックなMoogフィルターからAmpexテープマシン、Lexiconリバーブなどさまざまな種類をラインナップ。数か月おきに新たなプラグインが追加される。
MacでもWindowsでもThunderbolt 3バスパワーによって駆動するので可搬性に優れ、わずらわしい電源アダプターも不要。コンパクトでハイパワーな音楽制作環境が手軽に構築できるインターフェイスとなっている。本体サイズは179.9×25.2(フロント)/46.7(リア)×121.1mm(W×H×D)、本体重量は630g。
製品情報
価格:58,000円(税別)
発売日:2018年1月17日
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