工藤静香、トリビュート座談会で関&鈴村&谷山&下野にサプライズ
工藤静香のソロ活動30周年を記念したトリビュートミニアルバム『Shizuka Kudo Tribute』の発売を祝い、1月10日(水)に都内某所にて座談会イベントが開催。同アルバムで楽曲を歌唱した男性声優7名のうちから関智一、鈴村健一、谷山紀章、下野紘が出演した。また、イベント後半にはサプライズゲストとして工藤静香本人が登場し、会場中を驚かせた。
◆イベント写真(工藤静香、関智一、鈴村健一、谷山紀章、梶裕貴)
司会を務める鷲崎健の呼び込みから男性声優陣が登壇。それぞれ挨拶ひとつで観客の笑いを誘い、会場が温まったところで、今回の企画に参加した感想を語っていく。関は年も近く親近感があり大好きだという工藤の企画ということで「マジか!絶対やるやるやるやる」と参加を即答したそうだ。鈴村は姉が大好きで頻繁に楽曲を歌っており、その時によく聴いていた『嵐の素顔』を担当させてもらったと明かし、谷山は工藤を知った当時のことを振り返って思い出話に花を咲かせた。この3人よりも少し下の世代の下野も妹や後輩がカラオケで楽曲をよく歌っていたことを話し、世代を超えて楽曲が愛されていることをアピールした。担当楽曲の選曲については男性声優陣に任されており、用意されたリストから選んでいったが、すんなり決まった曲がある一方、曲によっては争奪戦だったことも明かされた。
続いて、工藤のライブを見に行ったことがないという4人のために用意された1992年のライブの上映へ。どんな風にライブが始まるか気になるということでオープニングから見始めることに。バラードから始まるステージのインパクト、色っぽさ、ダンス、曲ごとに変わる衣装など、ひとつひとつに驚きながら、鷲崎が語る当時の豆知識を聞きつつスクリーンに見入る。「MUGO・ん…色っぽい」の白スーツ姿は、皆が持つ工藤のイメージに一番近いと語り合いつつ、この曲を担当した下野が可愛さを前面に出して歌ったと、レコーディング時のエピソードを話した。
『工藤静香クイズ大喜利』では、大喜利ということでただ正解を目指すのではなくボケを挟みつつクイズに挑戦。「工藤さんの大ヒットソング『慟哭』のタイアップだったドラマのタイトルは?」「中島みゆきさんがインタビューで『工藤さんの○○に憧れる』と答えた○○の内容は?」などの難問に対して、最初はいまいちボケきれなかったものの4人の回答のキレは徐々に増していき、会場は笑い声に包まれた。そんな中、しっかりボケつつも関が次々と正解を連発し、皆を驚かせた。
次は、谷山が「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」を工藤静香と同じキーでレコーディングしたという話から、急遽カラオケをすることに。急な展開に谷山は戸惑いつつ周りに押される形で1コーラスだけと前置きし、同曲を熱唱。他の3人もタンバリンを持ってステージを静かに盛り上げる。皆が谷山の美声に酔いしれていると、なんと工藤静香本人が歌いながら登場し、ステージ上は大パニック。驚いた4人は次々とステージを飛び降り、客席から工藤静香の歌に聴き惚れていた。
4人はサプライズに取り乱した様子を見せながらも工藤からトリビュートミニアルバムの感想を受け取り、関には先ほどのクイズで優勝したということで工藤からプレゼントが贈られた。工藤は最後に「愛絵理」というペンネームで作詞した曲が貯まったので今年は何かをしたいと抱負を語った。エンディングでは4人は満足げな表情を浮かべつつ、今日のイベントの感想、トリビュートアルバムに参加出来た喜びを語り、ステージ上にマイクをそっと置いたところでイベントは終了となった。
写真:福岡諒祠
トリビュートミニアルバム『Shizuka Kudo Tribute』
品番:PCCA.04601 / 価格:税抜2,315円(税込2,500円)
<CD収録内容>
M1:「抱いてくれたらいいのに」(1988年)/歌:森久保祥太郎(もりくぼしょうたろう)
M2:「MUGO・ん…色っぽい」(1988年)/歌:下野紘(しものひろ)
M3:「嵐の素顔」(1989年)/歌:鈴村健一(すずむらけんいち)
M4:「黄砂に吹かれて」(1989年)/歌:梅原裕一郎(うめはらゆういちろう)
M5:「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」(1992年) /歌:谷山紀章(たにやまきしょう)
M6:「激情」(1996年)/歌:関智一(せきともかず)
M7:「Blue Velvet」(1997年)/歌:梶裕貴(かじゆうき)