フレンチ・ポップスのスター、フランス・ギャル、死去
フランスの女性シンガー、フランス・ギャルが日曜日(1月7日)、パリの病院で亡くなった。70歳だった。癌を患っており、先月、感染症のため入院していたという。
◆フランス・ギャル画像
エディット・ピアフやシャルル・アズナヴールの曲を手掛けた作詞家の父、シンガーの母を持つギャルは、10代のときから音楽活動を始め、1965年、<ユーロビジョン・ソング・コンテスト>に出場。セルジュ・ゲンズブールが作詞作曲した「夢見るシャンソン人形(Poupee de cire, poupee de son)」で優勝した。
同曲は世界中でヒットし、あどけない笑顔と甘い歌声の彼女はフレンチ・ポップスを代表するシンガーの1人として人気を博した。80年代にも「Ella, elle l’a」(1987年)がオーストリア、ドイツで1位を獲得するなど、そのキャリアは長期に渡り、“フランス音楽界の永遠のアイコン”とも称された。
国民的シンガーの訃報に、エマニュエル・マクロン仏大統領からも「彼女はフランスにいる誰もが知っている曲を遺し、人生を他の人たちへ捧げるという模範を示した」との追悼の言葉が寄せられた。
合掌。
Ako Suzuki