MΦ、初のジャパン・ツアーで最新曲から「Lean On」まで20曲熱演
MΦが11月23日(木)、初の単独来日ツアー<MΦ JAPAN TOUR 2017>の締め括りとなる東京公演を新木場 STUDIO COASTにて開催した。
◆11月23日(木)東京公演 画像
2016年の<サマーソニック>出演以来およそ1年ぶりの日本公演となった今回のツアーは、大阪と東京の2都市を回り開催されたもの。最新EP「When I Was Young」の収録曲から「Final Song」や「Lean On」などのヒット曲までを惜しみなく披露し、ステージを縦横無尽に駆け回るエネルギッシュなパフォーマンスで満場のファンを魅了した。以下、新木場 STUDIO COAST公演のオフィシャルレポートをお届けする。
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デンマーク出身、ここ数年間に数々のヒット曲にフィーチャーされて世界中にその名前と歌声を浸透させたMΦ(ムー)ことカレン・マリー・エルステッドが、昨年のサマーソニック出演に続いて、初のジャパン・ツアーを実現。新木場 STUDIO COASTで東京公演を行ない、10月に送り出した最新EP「When I Was Young」の全6曲に加えて、ファースト『No Mythologies To Follow』(14年)の収録曲、さらにはゲスト参加した曲も盛り込んだ、70分・20曲のセットを披露してくれた。
巨大なロゴを配したステージに、「When I Was Young」のオープニング曲でもある「Roots」を歌いながら登場したMΦ。脇を固めるのは腕利き揃いの3ピースのバンドだ。その「Roots」が好例で、今回のEPで掘り下げたダウンビートでダークな曲を、従来からのアゲ系のダンスポップと対比させて表現のバリエーションを見せつける彼女は、ステージをたっぷり使ってワイルドに踊りながら、ちょっとクセのあるハスキーな歌声を会場に響き渡らせる。踊っていない時はステージの端に座ったり、でなければフロアに降りてオーディエンスとの距離を縮めようとする、そんなMΦの存在感とエネルギーは並大抵じゃなくて、パンクバンドで経験を積んだ彼女のルーツが窺えるというものだ。
そして後半はミラーボールの光がきらめく中、ディプロの「Get It Right」、スネイクヒップスの「Don't Leave」、カシミア・キャットの「9 (After Coachella)」……とお馴染みのゲスト参加曲を続々聴かせ、ソロ名義で最大のヒットを記録した「Final Song」で一旦セットを締め括ると、アンコールで待っていたのが「Lean On」。MΦがヴォーカルを担当した、メジャー・レイザーの大ヒット曲である。ファンに渡された日の丸の旗で身を包んで歌う姿は凛々しくて、女の子たちからしきりに「アイ・ラヴ・ユー!」の声が飛び交うのも納得。ダンスポップにロックのハートを宿らせる異色のディーバが、いよいよ日本と確かな絆を築いたようだ。
Text by 新谷洋子
Photos by Masanori Naruse
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なお、MΦはこの後シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドでも公演を行ない、年明け1月からはカシミア・キャットとの<MEΦW TOUR>に乗り出す予定となっている。
■リリース情報
2017年10月27日(金)配信開始
1. Roots
2. When I Was Young
3. Turn My Heart To Stone
4. Linking With You
5. BB
6. Run Away
https://itunes.apple.com/jp/album/id1292331475?at=10lpgB&ct=886446624006_al&app=itunes
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