サカナクション山口一郎、“音のない新曲”と今後の展望を語る
サカナクションの山口一郎とNFチームによるインスタレーション「ANDON」が、10月21日(土)、東京・PAVILIONで開催されたイベント<MEET@ART>にて初公開された。
◆「ANDON」画像
“音のない新曲”として発表された「ANDON」は、音に反応して色鮮やかな光を放つ行灯のような形のオブジェだ。<MEET@ART>開催前夜、10月20日(金)のレセプションに出席した山口は、スマイルズの遠山正道社長との対談で本作品の着想について「日常生活で邪魔な音、不快な音というのは、これまではそれを消すことやさらに音を重ねることでごまかしていた。この考えを変えて、そうした音を視覚化できれば新しいものが生まれるんじゃないかという発想です」と明かした。
▲山口一郎、スマイルズ 遠山正道社長
また、この日の対談では、ヘアメイクアップアーティストの根本亜沙美も参加したという「ANDON」の制作を振り返りながら「これと同じように、写真でもいいし、家電の音をつくるでもいい。音楽を中心としたものづくりをやっていけば音楽シーンが進化していくと思う。“ロックバンドが描く夢をアップデートする”というのかな。音楽をベースに新しい分野にも目を向けていきたいですね」と今後の展望も語られた。
“アートで人に、出逢えるか。”をテーマに掲げた<MEET@ART>ではこのほか、パラソル状のスクリーンを用いたクリエイティブラボLENSによるインスタレーションや、FLOWERS NESTとSmilesによる“一夜限りの花屋”が来場者を楽しませた。「ANDON」はイベント終了後もPAVILIONにて常設展示される。
▲LENS「意図せぬ間接的な出逢い」
▲FLOWERS NEST、Smiles「一夜限りの花屋」
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