ブッチ・ヴィグ、新プロジェクトで初アルバムをリリース

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ブッチ・ヴィグのニュー・プロジェクト、5 BILLION IN DIAMONDSのファースト・アルバムがリリースされた。

◆5 BILLION IN DIAMONDSミュージック・ビデオ、画像

5 BILLION IN DIAMONDSは、ブッチ・ヴィグとアルファの創設メンバーとしても知られるプロデューサー、キーボーディストのアンディ・ジェンクス、そして1998年にヴィグと出会い意気投合したというDJ、ジェームズ・グリロによる新プロジェクトだ。共同で作曲・編曲・プロデュースを行なったというアルバム『5 BILLION IN DIAMONDS』は、ソフト・ロック、サウンドトラック、フォーク、サイケデリアと70年代初期を思わせるサウンドが詰まった一作となっている。

ヴィグはアルバム制作を振り返って、「グリロとアンディと僕は、間違いなく感性の共通という意味で直感があったね。それがレコーディングのプロセスを楽にしてくれたと僕は思う。アレンジや制作面で何かを決めるときも大きく揉めることは一切なかったしね。長年の間に様々なアルバムを作ってきたミュージシャンそしてプロデューサーとして、“5 BILLION IN DIAMONDS”を作るというのは本当に興味深いプロセスだった。オープンなキャンバスから始まって、僕たち3人や参加してくれたアーティストたちとのクリエイティヴなコラボレーションを通じて、曲を進化させていったんだ」と語っている。







なお、同作にはアルファとのコラボレーションでも知られるブリストル出身のシンガー、へレン・ホワイトをはじめ、エボット・ルンベリ(ザ・サウンドトラック・オブ・アワ・ライブス)、デイヴィッド・スケルツェル(ジ・オーシャン・ブルー)、サンドラ・デドリック(フリー・デザイン)がフィーチャリング・ヴォーカリストとして参加。レコーディングはブリストルのクライストチャーチ・スタジオとロサンゼルスにあるブッチ・ヴィグのグランジ・イズ・デッド・スタジオで行なわれ、プロジェクトの進行に伴って、アレックス・リー(ゴールドフラップ、ストレンジラヴ、スウェード)やピート・エイヴス(ハイ・ラマズ)、ダミアン・オニール(アンダートーンズ、ザット・ペトロール・エモーション)、ショーン・クック、デイモン・リース(スピリチュアライズド、マッシヴ・アタック、エリザベス・フレイザー)、ジャスティン・メルダル・ジェンセン(ベック、ナイン・インチ・ネイルズ)、ヘレン・ウィテカー(ザ・レジャー・ソサエティ)ら多彩なミュージシャン陣が参加を果たすことになったという。

彼らの参加について、ヴィグは次のようにコメントしている。

「レコーディングに参加してもらう人たちを選ぶのに二つの基準があった。第一に、彼らの歌や音のセンスが愛すべきものであること。第二に、個人的にコネクションがあって、曲に素晴らしいヴァイブをもたらしてくれることが分かっていること。でも実は第三のルールがあったんだ。雰囲気をぶち壊すやつらはダメってね!(笑)」


■リリース情報

ファースト・アルバム『5 BILLION IN DIAMONDS』
2017年10月25日(水)発売
SICX-94 ¥2,400+税
※日本盤ボーナストラック収録
1. グラヴィティ・ルールズ
2. ベター・イフ
3. トラヴェリング
4. ブロークン・ウイング
5. アイム・ビカミング・ユー
6. ホエア・ザ・ムーンビームス・アー
7. グライダー
8. ロスト・イン・ザ・シー
9. パラファネイリア
10. クローズ・ザ・ドア
11. ザ・プリズナー *
*日本盤ボーナストラック


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