Cheeky Parade、攻撃的セットリストの定期公演

ポスト

Cheeky Paradeの定期公演が、10月15日(日)に東京 青山RizMにて開催された。

◆ライブ画像

Cheeky Paradeの定期公演はメンバーそれぞれがプロデュースを手がけているほか、最後列エリア限定で500円で公演を見られる最後尾エリアチケットや、特定の楽曲でステージに用意された特効演出の操作が自由にできる特効アップグレードチケットなど、ユニークな企画が満載で行われている。

関根優那がプロデュースを行なった第1部は、島﨑莉乃が「何ぼーっと突っ立ってんだよお前らよぉ! 笑ってんじゃねーよ! …覚悟できてる? 盛り上がれ!!」と観客に暴言を吐きながら「チェケラ(ヘビメタVer)」でスタート。「ちゃんと観ろ! 今のチキパを観ろ!」「Twitterばっかり見てんじゃねーよ!」とマシンガンのように煽り続ける島﨑に、オーディエンスは自然と突き動かされるような衝動に駆られる。

かと思うとアコースティックアレンジで鈴木友梨耶、島﨑莉乃、渡辺亜紗美の3人がファンからも人気の「SUPER STAR」を披露。女の子のいじらしさとハッピーな雰囲気を纏っているこの曲だが、アコースティックアレンジになることでこれまでの表情とは少し違った切なく大人な響きへと変貌を遂げた。


一方、関根は永井日菜とふたりで「SKYGATE」とガイナーの「OHANA」を披露する。自分の声を器用にコントロールしながら想いを音へと置換えていく永井に、絶対音感を備えた関根のハーモニー。普段のCheeky Paradeのライブとは違い、より繊細な表現と正確なボーカルワークが求められるステージに観客誰もが魅了されていた。そして1部のラストではファンによる渡辺と関根の生誕サプライズも行なわれた。

続く渡辺亜紗美プロデュースの2部は、チキパの激しさを極限まで追求した内容となっていた。ライブ後半、「ここからは、みなさんを殺しにかかろうと思います。」と、渡辺が物騒な宣言をすると、キラーチューン「Hands up!」が空間を揺らす。オーディエンスのボルテージが振り切れていくが、本番はここから。「ありがとう! 前も後ろも楽しそうじゃん?…じゃ、もう一回行きます!」と、渡辺はまさかの2度目の「Hands up!」を宣言したのだ。さらに熱量を上げる会場に渡辺は不敵な笑みを浮かべ、まさかの3度目の「Hands up!」。しかも倍速バージョンだった。初めて体験するスピードを目の当たりにして、観客は振り落とされないように必死に食らいつく。フロアにはCheeky Paradeが生み出すエナジーが立ち込めていた。


レッドゾーンへと突入した会場の興奮に「無限大少女∀」が追い打ちをかける。「言いたいことがあるんだよ!」から始まる“ガチ恋口上”も、自然と熱気と感情を帯びる。ところがファンからの気合いが感じられなかったのか「チキパのファンてこんなもんなの? もっと行けるんじゃないの? …ヲタクらしくコールしろよ!!」と、島﨑は不満を爆発させる。「言え! 言えるだろ! お前らなら言える! 」と煽りも続き、3度目のガチ恋口上に至る頃には、絶叫が飛び交っていた。ラストに渡辺は「『Hands up!』やばかったね。みんな馬鹿だった。最高です。ありがとうございます!」と、汗だくで満足そうな笑顔を浮かべた。

この定期公演では毎月新曲を発表していくことも事前に予告されており、9月の定期公演ではメンバー7人が歌詞を綴った「僕らの歌」を初お披露目したばかり。今回の10月公演ではツンデレな女の子を歌った「MightyGirl」を初披露した。この楽曲は心地よいギターのカッティングが生み出すリズムに、等身大の女の子のちょっと強気な想いが溢れるダンスポップチューンとなっている。11月11日の定期公演では新曲「JUMPER JUMPER」を披露することが予告されている。なお、「僕らの歌」「MightyGirl」「JUMPER JUMPER」の3曲は11月22日にミュージックカードでリリースされることも決定している。


◆Cheeky Parade オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報