U2とエド・シーラン、デモ暴徒化により公演を中止
黒人男性を射殺した白人の警察官に対し無罪判決が下されたことが原因で、米ミズーリ州セントルイスで起きたデモが暴徒化したため、週末同市で予定されていたU2とエド・シーランの公演が中止された。
◆ボノ メッセージ
<The Joshua Tree Tour 2017>北米ツアー中のU2は、土曜日(9月16日)ザ・ドーム・アット・アメリカズ・センターでパフォーマンス予定だったが、「警察から、観客に対し、この規模のイベントで期待されるような安全が確保できないと連絡があった」と、当日、公演の中止を告知した。
ボノは、「セントルイスで起きたことと公演を中止せざる得ないことを、とても悲しく思う…。大聖堂でのキング牧師の演説を読んでいて、これは1968年なのか2017年なのかと自問する自分がいた」とコメントしている。
シーランは日曜日(17日)に公演を開催する予定だった。
2011年、ジェイソン・ストックリー被告(当時警察官)は麻薬密売容疑で追っていたアンソニー・ラマー・スミスさんをカーチェイスの末、射殺。あらかじめ殺意があったとし、殺人罪で起訴されていた。判決に対するデモは、当初、穏やかな様子だったが、その後、暴徒化したと伝えられている。
Ako Suzuki