ザ・キラーズのブランドン「ソロ公演中止は妻に自殺の恐れがあったから」

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ザ・キラーズのフロントマン、ブランドン・フラワーズは、2015年夏に開催したソロ・ツアーで数公演キャンセルしたのは、当時、複雑性PTSDに苦しんでいた奥さんに自殺の兆候が見られたからだと明かした。

◆ブランドン・フラワーズ画像

ブランドンは英国の音楽誌『Q』のインタビューで、こう語った。「ツアーをキャンセルしたのは、彼女が……、僕にはこの言葉を口にするのさえ困難だ……。でも、彼女は自殺願望を抱えていた。とても悪い状態だった」

「荒れて……、酷い状態だった。複雑性PTSDがほかと違うのは、複数のトラウマが関与しているところだ。それを引き起こすのは1つの出来事じゃない。彼女にはたくさんのことが起きた。僕には以前、それがわからなかった。彼女が助けを求めなかったら、僕らは乗り越えることができなかっただろう」

ブランドンは2005年にタナと結婚。3人の息子たちがいる。

タナは2013年、『Mormon Woman』のインタビューで、幼少期に家族から受けた虐待により不安や鬱に悩まされていると明かしていた。

ザ・キラーズが来週リリースするニュー・アルバム『Wonderful Wonderful』に収録される「Some Kind Of Love」には、奥さんを支援する言葉が含まれており、ブランドンは「とてもエモーショナルだった。彼女に聴かせたとき、彼女は泣いていた」と、『Rolling Stone』誌に話している。

Ako Suzuki
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