スレッショルド、11th『レジェンズ・オブ・ザ・シャイアーズ』をリリース
英国プログレッシヴ・メタル・バンド、スレッショルドの11枚目スタジオ・アルバム『レジェンズ・オブ・ザ・シャイアーズ』が9月8日にリリースされた。約20年ぶりにグリン・モーガン(Vo)がバンドに復帰し、英国ロックの深い森を感じさせる重厚かつドラマティックなアルバムに仕上がっている。
◆スレッショルド画像
バンドが結成されたのは1988年、アルバム『WOUNDED LAND』でデビューを果たした。ボーカルのダミアン・ウィルソンの切なく雰囲気のある歌は評価が高かったが、アルバムのリリース後に脱退してしまう。そして新たにメンバーとして加入したのが、今作で復帰したグリン・モーガンだった。彼はアイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン後任オーディションで最終選考まで残ったという人物で、その実力は疑う余地もなかった。その後ライブ・アルバムを含む2枚のアルバムをリリースするも、脱退することとなってしまった。
その後、ダミアンの復帰を含めメンバー・チェンジを度々行ないながら、<WACKEN OPEN AIR>出演をはじめ、精力的にライブ活動を行なってきた。2017年3月には円満的なかたちでダミアンの脱退が発表され、同時に1996年に脱退したグリン・モーガンの約20年ぶりの復帰が発表され、ファンを歓喜させたばかりだ。
スレッショルドの魅力は、メタリックで重厚なツイン・ギター、シンフォニックなアレンジのキーボード・サウンド、そしてボーカルのキャッチー・メロディ・ラインにある。適度にヘヴィで耳障りが良いサウンドも人気のポイントだ。長尺の曲でも聴き心地が良く、随所で見られるアレンジの構築センスに再び魅了されることだろう。
Photo by Robert Burress
スレッショルド『レジェンズ・オブ・ザ・シャイアーズ』
【2枚組CD】 ¥2,800+税
※日本語解説書封入/歌詞対訳付き
CD1
1.ザ・シャイア(パート1)
2.スモール・ダーク・ラインズ
3.ザ・マン・フー・ソウ・スルー・タイム
4.トラスト・ザ・プロセス
5.スターズ・アンド・サテライツ
6.オン・ジ・エッヂ
CD2
1.ザ・シャイア(パート2)
2.スノーブラインド
3.サブリミナル・フリーウェイズ
4.ステート・オブ・インディペンデンス
5.ザ・スーペリア・マシーン
6.ザ・シャイア(パート3)
7.ロスト・イン・トランスレーション
8.スワロウド
【メンバー】
グリン・モーガン(ヴォーカル)
カール・グルーム(ギター)
リチャード・ウェスト(キーボード)
スティーヴ・アンダーソン(ベース)
ヨハン・ジェームス(ドラムス)
◆スレッショルド『レジェンズ・オブ・ザ・シャイアーズ』オフィシャルページ