【インタビュー】wyse、メジャーデビューアルバム完成「僕らが僕らであることを問われた作品」

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07.「Rollin' Rollin'」

MORIらしい曲

それは、ある意味で彼の中では
ひとつのプレッシャーであり、ひとつの壁であると
僕はそう感じている

常に、その期待に答えるクオリティーと馴染みある耳障りを追うと共に
彼の中では同時に、そこを打ち破らなければ…という想いが僕には見えた

これまで見なかったモノに目を向けて
拒んできたモノに心を向ける

そう、自分でありながら、自分ではないモノを求めている

変わりたい

うん、変わろうとしているんだろうね

彼は、今
人間として、プレイヤーとして、また歌を分かる音楽家として
大きな変化を、まさに遂げようとしている最中

それは、僕からすれば、とても羨ましく
MORIのような才能のある人間にのみ与えられる、特別なきっかけ

そんな彼が書いた今回の1曲は
とてもwyseであり、とてもwyseのMORIである(笑)

僕も、HIROもそうだけれど
MORIは、よりwyseを想い、考えて行動してくれました

この曲の、サビの、重要なポイント
今はRollin' Rollin'となっていますが
デモ段階では、当然そんな言葉はなく

そこのメロディーに対して、どんなワードを乗せるか…
そのチョイス、センスによっては、この曲は生きていなかったでしょう

何でもないように感じるこのワードを導き出すことの難しさ
ある意味では、膨大な選択肢の中からひとつを選び、決断する勇気

MORIだからこそ
この曲を最高な形にまとめることが出来たと、生かすことが出来たと
僕はそう思っています

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