【レポート】たこやきレインボー、「でっかい虹をかけたんでー！」

たこやきレインボーが8月19日（土）にZOZO マリンスタジアム＆幕張メッセにて開催された＜SUMMER SONIC2017＞に出演した際の、オフィシャルレポートをお届けする。

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ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、チームしゃちほこに続く、スターダストプロモーション発の5人組アイドルグループとして2012年9月に結成されてから5年。関西を拠点に活動し今年5月にリリースした3rdシングル「RAINBOW ～私は私やねんから～」がUSEN HIT J-POPランキングの洋邦混合ランキングでダブルチャート1位を獲得、この夏は＜TOKYO IDOL FESTIVAL2017＞や＜ももクロ夏のバカ騒ぎ2017　しがこうげんアイドルフェスティバル＞、＜坂崎幸之助のももいろフォーク村＞など、多数のフェスに積極的に出演しているたこやきレインボー。

＜SUMMER SONIC2017＞でロックフェス初参戦となるたこやきレインボーは、今春の全国ツアー＜Rainbow Revolution＞で結成された、ユニコーンの手島いさむ（G）、川西幸一（Dr）らの豪華ミュージシャンらによる“なにわンダーたこ虹バンド”を率いて、BEACH STAGEに登場した。ライブはこれまでの活動をまとめた映像が流れてから、ヒャダインこと前山田健一がプロデュースを手掛けた「RAINBOW ～私は私やねんから～」でスタートする。この曲は清井咲希から春名真依、根岸可蓮、彩木咲良、堀くるみと歌い継ぐディスコロックで、バンドのアンサンブルとともにスケール感を広げ、一人一人の歌声の個性とスキルの高さをしっかりとアピールしながら“自分の色で輝こう”というメッセージを明るくまっすぐに届けた。


「たこやきレインボーがこの会場にでっかい虹をかけたんでー」という根岸の叫びから始まった「絶唱！なにわで生まれた少女たち」では、ステージ上で円を描くように踊る彼女たちに合わせて、真昼の砂浜のフロアにもサークルが発生する。根岸のシャウトに観客がジャンプで応戦すると、堀は伸びやかなロングトーンを響かせ、清井はキュートな「おおきに」というフレーズで和ませた。ウルフルズのカバーで、テクノ界のレジェンド、福富幸宏がアレンジを手掛けた「ええねん」では、彩木と春名が肩を組んで客席を煽ると観客から「ええねん！」のコールが湧き上がり、手島はスタンダードナンバー「Over The rainbow」の一節を盛り込んだソロで盛り上げた。

MCでは9月10日に日比谷野外音楽堂で、＜SUMMER SONIC2017＞と同じくバンド編成でのワンマンライブ＜オオサカアイドルフェスティバル2017 in TOKYO＞の開催をアナウンス。清井に「楽しみですよね？」と振られた手島も「楽しみです。みなさん、来てください!!」と呼びかけた。


根岸のデスヴォイスから始まる「365Go!」ではメンバーの激しいダンスに合わせ場内が一体となってタオルを回し、彩木が「最後にみんなで踊るぜー！」と呼びかけた「ナナイロダンス」では客席に大量の水がホースで巻かれるなか、メンバーは肩を組んで踊りながら熱唱。最後は全員で右手を高々と掲げ、30分のライブはあっという間に終了。堀が「みなさん、この後もサマソニを楽しんでいってください」と挨拶し、全員揃って深々とお辞儀をした後、手を振りながらステージを後にした。

前山田健一のプロデュースによる楽曲群はアッパーでテンションが高く、関西弁による歌詞もユニーク。そして彼女たちはどんな楽曲でも歌い踊りこなせる確かなスキルと多様な表情を持っている。さらに“なにわンダーたこ虹バンド”というレギュラーバンドを持っていることも強みの1つだろう。普段はあまりアイドルに馴染みがないというロックファンにも強いインパクトを残す熱いライブとなっていた。

取材・文◎永堀アツオ
編集◎BARKS




◆たこやきレインボー オフィシャルサイト