LiSA、たまアリでのバースデーライブをWOWOWにて放送

LiSAの最新アリーナツアーより、彼女の誕生日である6月24日に行われたさいたまスーパーアリーナ公演の模様が8月20日（日）WOWOWで独占放送される。

◆LiSA 写真

2010年に放送されたTVアニメの劇中バンド“Girls Dead Monster”でボーカルを担当し、翌年2011年にソロのミュージシャンとしてメジャーデビューしたLiSA。彼女は5月24日に4枚目のフルアルバム『LiTTLE DEViL PARADE』をリリースし、同作を引っさげて、6月17日（土）兵庫・神戸ワールド記念ホール、6月24日（土）＆25日（日）埼玉・さいたまスーパーアリーナ、7月1日（土）愛知・日本ガイシホールでライブツアー＜LiSA LiVE is Smile Always 〜LiTTLE DEViL PARADE〜＞を行なった。

6月24日は、さいたまスーパーアリーナ2DAYSの初日。開演時間となり、オープニングムービーが映し出されたあとLiSAがステージに登場する。厚みのあるバンドのサウンドに乗せて、LiSAはエレキギターをかき鳴らしながら「LOSER 〜希望と未来に無縁のカタルシス〜」を歌い、スタートからフルパワーで観客を熱くさせる。

「ようこそ、LiTTLE DEViL PARADEへ！　暴れる準備はいいですか！！」と煽ると、「L.Miranic」「crossing field」へとなだれ込む。スピード感溢れる楽曲を立て続けに披露すると、「今日はLiTTLE DEViLと最高の日を作りに来ました！　ライブはいつも緊張するんですが、緊張してるってことは未来に期待してるってことでいいよね？　自分に期待してるってことでいいよね？」と、序盤の盛り上がりに手応えを感じているようだ。振り付けをレクチャーしてみんなで踊った「Merry Hurry Berry」、サンプリングを使った電子ドラムをLiSA自身がピコピコハンマーで叩きながら歌った「Peace Beat Beast」、浴衣衣装に着替えてピアニカの演奏も披露した「オレンジサイダー」、センターステージでピンクの扇子を振りながらコール＆レスポンスで盛り上げた「Psychedelic Drive」など、映像やライティングと共に曲ごとに様々な演出を施して楽しませてくれる。




オープニングに続いて、ストーリー性のあるムービーが映し出され、後半へ突入。ダンサー“メガどーナッツ”が扮するたくさんのDEViLたちと一緒にセンターステージで「キモチファクトリー」「そしてパレードは続く」を披露。「Believe in myself」をアコースティックアレンジで聴かせて一度クールダウンさせ、「人は人に出会うたびに傷つけられたり、悲しくなったり、自分に自信がなくなったり、自分の心を隠したくなったり、もう人と関わりたくないな、人に何か言われるのイヤやなって思うことが毎日たくさんあります。だけどそのぶん、人に出会って嬉しくなったり、幸せになったり、頑張ってみようって思ったり、こんな自分をちょっとだけでも好きになれたり、応援されたり。あぁやっぱり人と過ごしてみたいなって。今日はここにいる時間だけでも一緒に自分の心を愛してあげられますように。一緒に歌って！」と、最新アルバムのタイトル曲であり、ツアーのサブタイトルにもなっている「LiTTLE DEViL PARADE」を披露。いくつもの大きなバルーンが会場に投入された「コズミックジェットコースター」をはじめ、「ROCK-mode」「Rising Hope」など終盤もパワフルなロックナンバーで会場に一体感を作り上げた。

「Catch the Moment」を歌い終えた後に「今日来てくれて、この瞬間を作ってくれてありがとう！　今日は6月24日なんですけど、今から30年前に私は生まれました。生まれた日に、大好きな人たちと大好きな音楽を、大好きな歌を、思い切り遊んだ今日を過ごせていることがとてもとても幸せです」と感謝の気持ちを伝え、「TODAY」で本編を締めくくった。



メインステージとセンターステージを何度も往復し、大きな会場だということを感じさせない距離感で音楽を楽しませてくれたLiSA。記念すべき30回目のバースデーに行なわれたこの日のライブの模様は8月20日（日）夜7時45分からＷＯＷＯＷで放送される。秋から始まるホールツアーを前に、あらためてメモリアルなライブを堪能してほしい。





◆LiSA オフィシャルサイト