先史時代のワニにレミーの名

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英国ロンドンにある自然史博物館(Natural History Museum)は火曜日(8月8日)、科学者たちが“どう猛な先史時代のワニ”をモーターヘッドのレミーにちなみ“Lemmysuchus”と名付けたと発表した。

◆Lemmysuchus 画像

Lemmysuchusは、海ワニに分類されるテレオサウルスの一種で、1億6,400万年前ごろ、ジュラ紀中期に生息していたという(すでに絶滅)。エジンバラ大学の古生物学者によると、「1メートルほどの頭に全長5.8メートルあり、その当時、沿岸に生息していた最大級の肉食動物」だったそう。

化石骨格は20世紀初め、英国ケンブリッジで掘り起こされたが、これまでは、同じ場所で発見された別の海ワニと一緒に分類されていたという。最近、その間違いに気づき、科学者のインターナショナル・チームがその化石骨格をあらためて見直し、新たな分類と学名を与えることになったそうだ。

博物館のキュレーターが、彼女のヒーローの名を付けることを提案したという。彼女は「レミーは2015年末に亡くなっていますが、私たちは、彼は地上最もどう猛な海洋生物の一つだったLemmysuchusに乾杯してくれただろうと思いたいです」とコメントしている。

Ako Suzuki
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