【速報レポ】VAMPS、＜BEAST PARTY＞初日大成功「台風を追っ払ったから、思いっきり夏を楽しもうぜ！」

夏の恒例イベント＜VAMPS LIVE 2017 BEAST PARTY＞が、沖縄 ぎのわん海浜公園屋外劇場で開催された。その初日となる8月5日は台風5号の直撃が心配されたが、見事な夕景も垣間見える空模様。沖縄の海岸線にVAMPSサウンドと大輪の花火が咲き誇った。

◆VAMPS 画像

昨年、大阪・舞洲 太陽の広場 野外特設ステージにて初の関西エリア開催となった＜BEAST PARTY＞は、2017年、日本の最南端へ。加えて、VAMPSとしての沖縄公演は今回が初となる。会場は、ぎのわん海浜公園内に位置する屋外劇場だ。同敷地内には野球場や体育館などの運動競技設備、沖縄コンベンションセンターや公園が併設されており、その最も海寄り、トロピカルビーチに隣接した同屋外劇場は約4,000人が収容可能な音楽／演劇施設として知られている。

開場時刻の16時30分には県内および県外からBLOODSUCKERSが集結、沖縄コンベンションセンター横の公園に設営された休憩エリアが多くのファンで埋め尽くされた。そして、開演時間の17時30分を少しまわったころ、ついに＜VAMPS LIVE 2017 BEAST PARTY＞が幕を開ける。


同公演は翌8月6日もここ屋外劇場で行われるので演奏曲や演出の詳細には触れないが、メンバー登場シーンは今年もサプライズの連続。しかもオープニングから思わず身体が反応するアッパーチューンのオンパレードで文字通り会場が揺れる。

「沖縄BLOODSUCKERS！　＜BEAST PARTY＞へようこそ！　台風を追っ払ったから、思いっきり夏を楽しもうぜ！」──HYDE

このMC第一声にBLOODSUCKERSの歓喜の声がそこかしこから沸き上がった。また、開催中の籠城型ツアー＜VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD＞と異なるパーティー感全開のセットリストは、序盤からライヴをトップギアに叩き込んで上半身水着姿のBLOODSUCKERSの嬌声が止まない。

中盤に披露されたお馴染みのアコースティックセットは沖縄ならではの楽曲カバーがセレクトされていたことをはじめ、琉球文化を満喫できる演奏や演出の数々が、K.A.Zの言葉を借りれば「旅行気分を味わえるすごくいいパーティー」として、これまでにない＜BEAST PARTY＞を描き切った。加えて前述したとおり、やはり沖縄の広大な空を染める夕焼けは美しすぎる。

日没を迎え、闇夜が到来を告げると「夜は任せろ！」とHYDE。VAMPSの本領発揮とも言えるダークでヘヴィなサウンドが大空に轟き、大地を震わせた。とりわけ、K.A.Zの7弦ギターによる重低音は狂気に満ちて凄まじい。その音楽的密度の濃さと強靭さを増すグルーヴ、パフォーマンスの充実ぶりに、時間経過を忘れてしまうほどの興奮を味わわされることになった。

＜VAMPS LIVE 2017 BEAST PARTY＞初日は、エンディングで打ち上げられた数百発の花火が沖縄の空を眩しく輝かせ、ライヴの大成功を物語って幕を閉じた。同公演は、8月6日も沖縄 ぎのわん海浜公園屋外劇場で開催される。なお、BARKSは後日改めて、両日の詳細レポートをお届けする予定だ。こちらもお楽しみに。

取材・文◎梶原靖夫（BARKS）
撮影◎田中和子／緒車寿一