クイーンの元ローディー「彼らとボウイのコラボは荒削りだけど良質なロックンロール」

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クイーンのブライアン・メイは先日、デヴィッド・ボウイと「Under Pressure」(1981年)を制作した際に録音した未発表音源の公開を検討していると話していたが、当時、彼らのローディーだったPeter Hince氏がその中身について語った。

◆クイーン『Hot Space』画像

英国の新聞『The Guardian』によると、レコーディングの場にいた彼は、来週出版予定のボウイの本『David Bowie: I Was There』(Neil Cossar著)の中でこう明かしたという。「彼らは……、一緒に創ったオリジナル・ソングに加え、カバーをプレイした。スタジオでジャムしたもの全てがレコーディングされた。「All The Young Dudes」「All The Way From Memphis」等、さまざまなロック・クラシックをね」

Hince氏はまた、それら未発表の音源について「フレディとデヴィッドが一緒に歌う曲がある。ノーカットのロックンロール・トラックだ。荒削りだけど素晴らしいよ」と、同紙に話したそうだ。

「Under Pressure」セッションは、スイスにあったクイーンのMountains Studioで行なわれた。Hince氏によると、自然な形でジャムが始まり、翌日には早くも、後に「Under Pressure」となる曲がレコーディングされたという。

また、Hince氏はボウイのローディーを務めていたこともあり、彼とフレディの違いをこう話した。「デヴィッドは寡黙で、物事がうまく行かないときでも、決して声を上げたりしなかった。プリマドンナになることはなかった。プライベートではフレディも寡黙だったが、彼は自分の思う通りにならないと、はっきりとそれを態度で示した」

未発表音源については、まだクイーンとボウイ、両マネージメントから正式な発表はなされておらず、リリース等の詳細は未定。

Ako Suzuki
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