【インタビュー】BREAKERZ、10周年記念ソング完成「生きている限り、夢は終わらない」

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BREAKERZは2017年初頭、10周年を記念して2マンイベント<BREAKERZ 10周年10番勝負 -VS->を開催した。GRANRODEO、SKY-HI、SID、My First Story、Trignal、超特急、倉木麻衣、VAMPS、ゴールデンボンバー、GLAYとの共演経験は自らをスケールアップさせた一方で、バンドサウンドを研ぎ澄ませることに成功。それらを結集して7月12日、10周年記念シングル「夢物語」がリリースされる。TVアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマとしてオンエア中の「夢物語」はBREAKERZの歩んできた道のりを振り返り、終わらない夢を未来へと繋ぐアニバーサリーソング。美しい旋律と高いアレンジ力は彼らならではのものだ。

◆BREAKERZ 画像

カップリングには10年前に完成させていながら、音源はもとよりライヴでも過去一度も披露されることのなかった未発表曲「devil or angel ?」。さらに、通常盤にはBREAKERZが初めて世の中に発信した配信曲であり、1stアルバム『BREAKERZ』収録曲「THE TRAIN’S GONE…」のアコースティックバージョンをパッケージ。名探偵コナン盤ではVAMPSと共演した10番勝負のライヴバージョン「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」を聴くこともできる。

「どこから斬ってもまさにアニバーサリー」な作品となった今回のシングルに込めた想いについて、目前に迫ったデビュー10周年記念ライヴについて、<BREAKERZ 10周年10番勝負 -VS->について、3人に語ってもらったロングインタビューをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

■10アーティスト、全部色が違う
■だからこそ、自分たちの色って何?と

──GLAY、VAMPS、ゴールデンボンバーなど様々なアーティストと対決した2マンライヴは本当に見応えがあり、楽しかったです。<BREAKERZ10周年10番勝負-VS->を振り返って、どんなことを感じています?

DAIGO:まずは出てくださった10アーティストのみなさんにホントに感謝ですよね。それぞれのプランやスケジュールがある中、BREAKERZとの対バンのために時間を割いてくれて、一緒にライヴをやってくれて、本当に感謝しています。共演したことで、いろいろな意味で垣根を越えた特別な関係になれたと思うし、もし自分たちが何か頼まれるようなことがあれば、何でもやりたい気持ちです。

▲DAIGO(Vo)

──10周年にこの企画をやって良かったなと?

DAIGO:そうですね。「新曲をTwitterで紹介してください」って言われたらするし、頼まれなくても紹介しちゃうかもしれない(笑)。それとGLAYさんやVAMPSさんに関しては、僕たちが10代に憧れていた方々ということもあって、同じステージに立つことができて、なおかつセッションもできてホントに「音楽やってきてよかったな」と思える瞬間でしたね。HISASHIさんとSHINPEIが隣同士でギター弾いていたり、TAKUROさんとAKIHIDEが向かい合って弾いているのも嬉しい光景でした。

──VAMPSとは<HALLOWEEN PARTY>等のイベントで何度も共演しているけど、GLAYとは初共演だったんですよね。

DAIGO:そうなんですよ。リハーサル時も見せていただいて、TERUさんやりにくかっただろうなと思います。

SHINPEI:最前列で見させてもらいましたからね(笑)。

DAIGO;人柄も素晴らしい方たちで、またひとつ夢を叶えさせてもらいました。最高のイベントでしたね。

──AKIHIDEさんは?

AKIHIDE:音楽的にも全然違うジャンルの方たちが多かったので、すごく刺激を受けました。十人十色じゃないですけど、10アーティスト全部色が違うと思ったし、だからこそ「自分たちの色って何なんだろう」って考えて、BREAKERZを再発見するイベントにもなりましたね。DAIGOと一緒ですけど、感謝しかないなって。

──2マンライヴを重ねる内にBREAKERZ自体も刺激を受けて変わっていく感覚を味わえた?

AKIHIDE:変わっていくというより研ぎ澄まされていった感じですね。これがBREAKERZなんだって身体で感じることができたというか。

SHINPEI:ホントに素晴らしい経験の数々でした。バンドサウンドで勝負する人たちもいれば、歌だけで挑む人や、ダンスで見せる人たちがいて、同じ日に同じステージに立つのに、アーティストによってこんなに見せ方が違うんだって刺激をもらいましたし、それと同時に、BREAKERZができる最大のパフォーマンスって何だろうって改めて見つめ直す機会にもなりました。バトルって言ってましたけど、戦いとはまた違う感覚なんですよ。もちろん、音楽では本気でぶつかりあうんだけど、お互いに尊重しあいながらやれて、しかも、みなさんに「10周年おめでとう」って言っていただけたり、感謝でいっぱいのライヴでしたね。

▲シングル「夢物語」初回限定盤A

──戦いとはまた違う感覚という意味でいうと、対戦相手との間にはさまれる映像も楽しませてもらいました。先攻のアーティストの曲名とリンクさせてDAIGOさんがトークしたり(笑)。

AKIHIDE:あれ、全部アドリブなんですよ。

──すごい。ホントですか?

AKIHIDE:後半は慣れてきたんでしょうね。DAIGOくんが引用する曲のタイトルの数がどんどん増えていって(笑)。

DAIGO:しゃべりが長くなっちゃってね。

──ゴールデンボンバーの時も爆笑しました。

SHINPEI:そうですね。3人とも(樽美酒)研二さんのメイクをして(笑)。

DAIGO:ホントにいい思い出しかないです。HYDEさんは前週にL’Arc-en-Cielでの25周年記念ライヴ(東京ドーム2Days公演<25th L'Anniversary LIVE>)があって、VAMPSで氣志團主催<SEKIGAAHARA>2Daysを翌日に控えているという、めちゃめちゃな忙しさだったのに出てくださって、感謝のひとことしかないですね。

◆インタビュー(2)へ
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