大塚 愛、“香る”三大都市ツアーが大阪で千秋楽

ポスト

大塚 愛が7月9日(日)に8枚目のオリジナルアルバム『LOVE HONEY』を引っさげたツアーの千秋楽を迎えた。

◆ライブ画像

<LOVE HONEY TOUR 2017~誘惑の香りにYOUワクワク~>と銘打たれた今回のツアーは、会場で大塚 愛がプロデュースしたアルバムと同名の香りを体感することができる。この香りは、ファブリック・スプレーとしてアルバム『LOVE HONEY』とセット販売されていて、大塚がアルバムの世界観を香りで表現しているものだ。さらにステージ上にはいくつもの巨大な花、ビッグフラワーを設置。このビッグフラワーはクリエイティヴカンパニーNAKEDが制作したもので、大塚 愛がアルバム収録曲「サクラハラハラ」をテーマソングとして提供した、NAKEDのアート展「FLOWERS by NAKED 2017-立春-」の展示品の一部にもなっていた。アルバム『LOVE HONEY』は“五感で楽しむ”ことをテーマに制作されていたが、ライブの会場でもそれが体現されていたのだ。

ライブの始まりはアルバム1曲目に収録されている「HONEY」。そこから「サクラハラハラ」へと続き、美しく魅惑的な世界に引き込まれていく。キーボード&マニュピレーター、キーボード、ベース、ギターをバックに引き連れた今ツアーは、アルバム『LOVE HONEY』の打ち込みと生楽器のサウンド感を意識した布陣だ。


大塚がアルバムの中で一番気に入っているという「QueeN」からは、DISCO風の照明でヨーロッパのナイトクラブへと様変わり。大塚も観客も自由に体を揺らしながら会場をあたためると「make up」、続く「ユメクイ」では大塚がエレキギターを披露する。ピアノ弾き語りでは「モノクロ」に加え、大塚が“今歌いたい楽曲”を各会場ごとに楽曲をセレクト。千秋楽の大阪では「ロケットスニーカー」を弾き語り“あたりまえに苦しんで、あたりまえに感動して、あたりまえに生きていきたい、君と”というメッセージを、歌とピアノというシンプルな世界観でしっとりと伝えていた。

弾き語り明けからは、大塚が「ライブで皆と一緒に盛り上がることをイメージして作った」という「女子シェルター」をはじめ、「TOKYO散歩」「HEY!BEAR」など、会場一体となって大合唱。本編最後のMCでは「私は、これからも音楽・クリエイティブ通して、生きている葛藤や悲しみ、感動、喜びを伝えていきたいです。これが私のぶれない心です」と語り、ドラマ主題歌でも話題になった「私」を披露した。アンコールでは、「SMILY」「フレンジャー」「さくらんぼ」とおなじみの楽曲を会場の熱がピークとなったところで「日々、生きていれば」で幕を閉じる。


「“夢のような現実”を皆さんに体感して欲しい。」とツアー前に話していた大塚 愛。名古屋公演のMCで「アルバム『LOVE HONEY』は音だけではない、映像や香りが一体となった、ひとつの芸術。そんなアルバムを届けることができて満足している」と語ったように、まるでひとつの映画を見ているかのようにストーリーと音楽と映像が一体となった世界。まさに夢と現実の境目の無い世界に連れて行かれるようなライブだった。

今後、大塚 愛は<テレビ朝日夏祭り>、<情熱大陸ライブ>、<ROCK IN JAPAN FES>と夏フェスへ出演したのち、9月にはデビュー14周年を祝う一大イベント<LOVE IS BORN ~14th Anniversary 2017~>が待っている。


<LOVE HONEY TOUR 2017~誘惑の香りにYOUワクワク~>東京 赤坂BLITZ公演 セットリスト

01.HONEY
02.サクラハラハラ
03.QueeN
04.FrogFlag
05.LOVE FANTASTIC
06.HEART BREAK
07.make up
08.ユメクイ
09.未来タクシー
10.モノクロ(ピアノ弾き語り)
11.ロケットスニーカー(ピアノ弾き語り)
12.スターターピストル
13.タイムマシーン
14.女子シェルター
15.TOKYO散歩
16.HEY!BEAR
17.私
18.SMILY
19.フレンジャー
20.さくらんぼ
21.日々、生きていれば

◆大塚 愛 オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報