Creepy Nuts、メジャーデビューシングルでR-指定の黒歴史を前向きに収録

R-指定とDJ松永の２人からなるCreepy Nutsが、8月2日に発売するメジャーデビューシングル「高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビュー。」の全詳細が発表となった。

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彼らがソニー・ミュージックエンタテインメント内に設立したレーベル“クリーパーズ”からリリースされる本作は、WEBラジオ番組『Creepy Nutsの“悩む“相談室メジャーデビュー特別編～放送がそのままCDに収録されちゃうよ！』のトークをそのまま収録して完成することが発表されていた。



6月28日に実施されたLINE LIVE生配信で、ついにファン参加型のシングルが完成。ぶっつけ本番のラジオ番組がそのままCDに収録されるという企画だったが、番組内ではその他シングル収録全曲も世界初オンエア、トークを含む3曲が番組そのままの曲順でパッケージされるというリアルタイム感たっぷりのシングルとなった。

番組冒頭でいきなりオンエアされた１つめの新曲「メジャーデビュー指南」は、メジャーデビューにまつわる地元の友達との“しゃべり”を再現した落語的アプローチの１曲。番組最後にオンエアされた２つめの新曲「だがそれでいい」までは、トークテーマに「僕の私の、デビュー失敗エピソード」を掲げラジオ番組が進行。全国からとっておきの“デビュー失敗談”が多数寄せられた。

トーク終盤ではDJ松永が、若かりし日のR-指定がインターネット上に書き込んでいた“恥ずかしすぎるプロフィールページ”を暴露するというハプニングも発生。まさかの展開にR-指定はダウン寸前だったが、「今って監視しあう社会じゃないですか。それを怖がって何もしないまま歳をとっていく人生と、そんなの関係なく全部失敗していって、歳とって全部笑い話にできる人生と、どっちが豊かって言ったら、失敗したほうがいい」「今（俺らが）やらかしてんなと思ったら指摘してくれてもいいし、笑ってくれてもいい。でも、やらかしてるほうが俺たちは前に進めると思います」と、核心に迫るメッセージを投げかけた。

続けて、「いま失敗している俺たち、過去に失敗した俺、失敗したおまえ、これから失敗していくであろうおまえ、どんどんやってくれ。全部イタいよ、全部ミスってる。全部恥ずかしい。だが、それでいいんです！」と、全国のリスナーの黒歴史を認めたうえで背中を力強く押し、２つめの新曲「だがそれでいい」をかけて番組はフィニッシュ。80分弱という、アルバムより長い画期的シングルが番組上で完成した。

なお、オフィシャルHPではシングルのジャケットアートワーク、完全生産限定盤に封入される特製Tシャツのデザインもそれぞれ公開された。Tシャツにはメジャーデビューを記念してソニー･ミュージックのコーポレートカラーをパロったアーティストロゴが鎮座し、なんだか見ただけで既にあのコーポレートジングルが聴こえてくるような……。

そんな彼らは＜rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017＞＜RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO＞＜SUMMER SONIC 2017＞など大型夏フェスにも続々出演が決定。7月18日からは名古屋CLUB QUATTROを皮切りにワンマンツアーも開始する。



◆Creepy Nutsオフィシャルサイト