倉木麻衣、全国ライブ＜SAWAGE☆LIVE＞最終日を映像作品化リリース

倉木麻衣が8月16日、約2年半ぶりの全国LIVE＜Mai Kuraki Live Project 2017 “SAWAGE☆LIVE”＞の最終日を完全収録した同名のBlu-ray / DVDをリリースすることが発表となった。

◆倉木麻衣 画像

＜Mai Kuraki Live Project 2017 “SAWAGE☆LIVE”＞は全公演SOLD OUTにてチケットがプレミア化。その最終公演となった4月2日の東京国際フォーラム ホールAでは『名探偵コナン』メドレーをはじめ、ゲストアーティストのLa PomPonやにゃんごすたーとの共演でも話題を呼んだ。映像作品にはそれらを完全収録しており、同ツアーで初披露された最新シングル「渡月橋 〜君 想ふ〜」のフルコーラスVer.も必見だ。

ライブ当日は、約5年ぶりのオリジナルアルバム『Smile』を引っさげてのステージということもあり、新曲目白押しで、新たな倉木の魅力が存分に引き出された。R&B、ポップス、ロック、バラードなど様々なジャンルの曲が収録されたアルバムの世界観をそのままに、色とりどりの華やかなステージが展開された。

そして同ステージの目玉のひとつは、数々のコラボレーションで話題を振りまき続けている『名探偵コナン』とのスペシャルコーナーにある。『名探偵コナン』21周年に21曲目のコラボレーションが実現した倉木だからこその同コーナーは、映像演出や倉木の衣装にもこだわりが光り、特別感溢れるステージとなった。

オープニングからして全開のステージは、80’sをイメージしたようなPOPでカラフルなステージから映像が流れ出し、映画予告のワンシーンのようにドラマチックな幕開け。会場の期待が高まり、スタートした楽曲はアルバム『Smile』から「Make that change」だった。以前のインタビューで倉木自身、「私史上、最もハードなロックナンバー」と語っていた通り、激しく印象的なイントロが会場を一気にヒートアップさせる。同曲終わりでステージに背を向けた倉木は会場を手で煽り、「SAWAGE LIVE !!」と叫ぶ。それに続く曲は、今回の＜LIVE PROJECT＞メイン曲とも言える「SAWAGE LIFE」。コミカルな振り付けも相まって早くも会場は一体に。さらにはデビュー曲「Love, Day After Tomorrow」が演奏されると新旧ファンがさらにヒートアップしていく。

息がぴったり合ったパフォーマンスが心地いい「I Like It」、ハートのクッションを使った演出が可愛らしさを醸し出す「OPEN L♡VE」、しっとりした倉木の真骨頂バラード「Tell me why」「ミステリー ヒーロー」、そして「硝子の微笑」など、アルバム『Smile』収録曲からのナンバーはやはりライブによく映える。この日のためにオーダーメイドされた黄色基調のドレスは、倉木自らがイメージし、何度も試行錯誤を繰り返した特注品だ。ドレスだけでなく、すべての衣装はこのツアーのために作られたもので、色とりどりのステージを鮮明に彩っていった。

そして、前述の『名探偵コナン』との夢のコラボレーションコーナーに会場はますます熱狂。同コーナー終盤の「一秒ごとに Love for you」ではスペシャルゲストとしてLa PomPonが登場し、フレッシュでパワフルなダンスに会場はさらなる盛り上がりを見せていく。息つく暇もないほどの怒涛のセクションは日本ユニシス実業団バドミントン部の応援ソング「MY VICTORY」へ。この日だけの特別映像としてバックの巨大LEDには日本ユニシス実業団バドミントン部の活躍シーンの数々が飛び出し、楽曲の躍動感にブーストをかける。本編最後となった「SAWAGE☆LIFE」では、再度La PomPonが登場。ステージと会場がライブタイトル通りのSAWAGE☆LIFE大会となり、ゴールドテープが空を舞った。

迎えたアンコールの1曲目は最新シングル「渡月橋 〜君 想ふ〜」だ。赤の和洋折衷ドレスが艶やかに会場を彩り、ため息がでるほどの美しさが場内を魅了した後は、Tシャツのカジュアルな姿に着替えた倉木が登場。MCでアルバム『Smile』のことを話そうとしていたところ、ステージ後方に赤い姿が……。なんと、倉木とお揃いの星マークのグッズTシャツを胸につけた青森県黒石市出身天才ドラマーにゃんごすたーが、会場に駆けつけていたのだ。倉木との筆談トークに盛り上がった後は、「Stand Up」を共演。レギュラーメンバー車谷啓介とのドラムバトルシーンはまさに圧巻で、この日だけのスペシャル感満載のステージとなった。

その後、明日への希望に満ち溢れた楽曲「Serendipity」「きみへのうた」、そしてラストにおなじみの楽曲「always」でこの日のステージは幕を閉じた。このファイナルで倉木が語った「忘れられないライブになりました」という言葉がある。ド派手に騒ごうというだけではない、誰の心にも響くファイナル公演の映像は、見る人にとっても“忘れられないライブ”となるはずだ。