【インタビュー】Beverly、次世代シンガーのチャレンジ精神
Beverlyは自由自在に音階を操る衝撃のハイトーンボイスを持つ、フィリピン生まれの22歳。2016年に歌手になるという夢を叶えるためフィリピンより来日し、圧倒的歌唱力の高さで注目を集めているシンガーだ。
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来日直後、2016年の<a-nation>では新人にも関わらずシューティングアクトを務めた。また小栗旬主演ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』の主題歌&挿入歌を担当。5月31日(水)には満を持してデビューアルバム 『AWESOME』をリリースし、今後さらなる活動に期待が寄せられる彼女にインタビューを行った。
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■日本に行くことは“人生のやりたいことリスト”に入っていた
■日本で活動できて嬉しい
――最初に歌を始めたきっかけを教えてください。
Beverly:子どもの頃、家の中ではいつもラジオが流れていて聴いてました。ママは音楽が好きで、エア・サプライ(※オーストラリア出身のバンド。ハイトーンボイスとドラマチックなバラードで有名)の曲を一緒に歌っていました。その後、もっと歌が上手になりたくて、ママが見つけてくれたヴォイスレッスンに入ることになりました。基本的にはシャイで人前で歌えないタイプだったのですが、ママが背中を押してくれました。
――当時はどんな曲が好きでしたか?
Beverly:だいたいディーヴァ系な歌姫曲ですね。アリアナ・グランデやビヨンセ、ホイットニー・ヒューストンなどを聴いて育ちました。
――現在はご自身もプロのシンガー。これまでどんな努力をしてきましたか?
Beverly:フィリピンでは様々なシンガー・コンテストが開催されます。たくさん参加して、いろいろな経験を積んできました。2013年7月のアメリカのコンテスト『World Championships of Performing Arts』にも参加しました。各国から代表が集まる大会でした。そこでヴォーカリスト・パフォーマンス最優秀賞をいただいたことが自信となりました。
――各国のコンテストに参加しながらも、日本のレコード会社(エイベックス)と契約したきっかけは?
Beverly:MISIAさんの生みの親である音楽プロデューサーさんを通じてです。
Beverly:フィリピンでは日本のアニメが有名です。コスプレ文化も人気ですね。音楽はテンポが早い印象を持っていました。もともと日本に行くことは“人生のやりたいことリスト”に入っていました。なので日本で活動できて嬉しいです。
――もともと日本の音楽を聴いていたのでしょうか。
Beverly:アニメをきっかけに聴くようになりました。アニメ・ソングでは『スラムダンク』主題歌「あなただけ見つめてる」の大黒摩季さんが好きです。あと、フィリピンでも宇多田ヒカルさんの「First Love」が人気でした。みんな知っています。「Prisoner of love」という楽曲が好きです。アルバム『Fantôme』に収録された「花束を君に」も好きですね。心を掴まれました。日本に来てから知ったSuperflyの「愛をこめて花束を」という曲も大好きです。
――日本語、難しくないですか?
Beverly:日本語はとても丁寧な言葉ですよね。敬語とか謙譲語など、言葉の表現にいくつもの種類があるのがすごいと思います。今は日本語学校に通っています。テレビ番組を観て覚えることもあります。日常生活で、新しい言葉を知った時にはスマホで意味を調べたりしています。『世界の果てまでイッテQ!』が好きですね。出川哲朗さんはすごい面白い方だと思いました(笑)。
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