【イベントレポート】防弾少年団、新曲リリイベに2500人が歓喜。日本ツアーへの思い語る

防弾少年団による日本7thシングル「血、汗、涙」の発売記念日イベントが5月10日に六本木ヒルズアリーナにて開催され、約2500人を動員した。

◆防弾少年団 イベント写真

本作シングルは、防弾少年団にとって世界的なヒット作となったアルバム『WINGS』のリードトラックを日本語バージョンでシングルカットしたもの。『WINGS』は世界各国・地域のiTunesアルバムチャートで1位を獲得し、また、米・ビルボード200でも26位にランクインしている。

ワールドツアーの合間をぬって防弾少年団が日本にかけつけるとあって、この日の六本木ヒルズアリーナは応募者の中から当選したARMY（防弾少年団ファン）で満員。新曲のイントロが流れだし、会場に響きわたる黄色い悲鳴に迎えられて登場した防弾少年団は「血、汗、涙　–Japanese ver.-」「Spring Day-Japanese ver.-」と、立て続けにしなやかなパフォーマンスを披露した。

ミニライブの後には、司会をいれてのトークコーナーへ。自己紹介トップバッターを飾ったブイが「ずっと会いたかったでござる～！」と最近覚えた日本語“ござる”を使って全力で挨拶すると、会場は笑いを交えつつも大盛り上がりになった。リーダーのラップモンスターは日本でのステージが昨年11月以来になったことにふれ、久しぶりのステージに「みなさん凄いアツいですよね！　みんな緊張しましたが、みなさんがこうして聞いてくれたので、ライブパフォーマンス楽しめました。ありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。

楽曲紹介を経て、話は日本での近況に。ジュングクは「日本のアニメで『君の名は。』を見ました。音楽も全部好きです」と告白し会場を驚かせた。ちなみに最近覚えた日本語を訊かれると「おやゆび……！」と親指を高くあげながら発表し、横のジェイホープに「あがりました～！」とテンションをアゲてもらっていた。他にもジミンが「よろよろ」「ヒョロヒョロ」を実践付きで表現したり、シュガがラッパーらしく「言葉」を覚えた単語として挙げたり、ブイは「かたじけのうござる」と自己紹介よりさらに渋い日本語を披露して満足げな表情を見せる。

また、話題は前日9日に明らかになった米＜2017 ビルボード・ミュージック・アワード＞への出席についても及ぶ。防弾少年団は同賞でトップ・ソーシャル・アーティスト賞にノミネートされており、ジャスティン・ビーバーやセレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデ、ショーン・メンデスらと共に賞を争うことになった。これに対してはブイが「ノミネートされたと聞いて本当に驚きました。僕たちの音楽を世界のみなさんが聞いてくださって、SNSで応援してくださって、本当に嬉しいです。それがビルボードのノミネートに繋がったと思います」と語った。

5月30日からは、いよいよワールドツアーの日本公演がスタートする。トークコーナーはこの日本公演へ向け、また会場に集ったファンに向けてメンバーそれぞれからのメッセージで締めくくられた。

「みなさん、待ちに待った日本でのWINGSツアーですね。僕たちも一緒に、いまも、日本語を勉強していますから、楽しみにしていてください。ツアーでまた、お会いしましょう」──ラップモンスター

「準備はいいですか？行くぞ！（会場歓声）　みなさん、おかげさまで僕たちからもっと、エネルギーを受けて、もらいます。ありがとうございます（笑）」──ジェイホープ

「（日本ツアーの）5月30日から7月2日まで、僕もほんとに期待しています。みなさん一緒にたくさん遊びましょう」──ジュングク

「ARMYは僕たちのWINGSです！」──シュガ

「恥ずかしいけど、今までずっと愛してます。これからもずっと愛してますよ」──ブイ

「いつも本当にありがとう、ですし、“いつも大好き～♪”でした。ありがとうございます！」──ジミン

防弾少年団は5月30日からワールドツアー＜THE WINGS TOUR＞の舞台を日本に移し、大阪城ホールでの3DAYS公演を皮切りに7月1日、2日の札幌・真駒内セキスイハウスアイスアリーナまで日本6箇所での13公演をおこなう。