由紀さおりと安田祥子、熊本地震復興応援コンサートでくまモンと共演

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由紀さおりと安田祥子が2017年4月18日、<熊本地震復興応援イベント ことしの春風、熊本へ 由紀さおり 安田祥子 童謡コンサート>を東京・きゅりあん(品川区立総合区民会館)で開催した。

◆コンサート 画像

これは、2016年4月14日以降に熊本県を襲った地震からの復興を応援するために開催されたもの。由紀と安田は2016年7月12日に熊本県阿蘇市を訪れ<阿蘇の夏空へ>と題したコンサートを行なっており、その縁で今回は阿蘇市の後援のもと熊本県の復興を東京でアピールするためのコンサートが実現した。

まず開演前に阿蘇市の佐藤義興市長が挨拶。続いて登場した由紀と安田は、ふたりのコンサートのテーマ曲である「あしたへ贈る歌」でステージをスタートさせた。全曲グランドピアノの伴奏のみで楽曲が届けられ、曲間では軽妙なトークで観客を笑わせつつも、熊本地震から1年が経ったことや、この日の会場で販売されていた熊本県産の商品について触れる。

熊本県PRマスコットキャラクターのくまモンが駆けつけたリクエストコーナーでは、まず「五木の子守唄」が歌われ、くまモンが一緒にダンス。由紀はくまモンを見ながら、「おいくつなのかしら……私たちと同じで年齢不詳ね」と会場の笑いを誘った。リクエストコーナーの最後には、由紀、安田、くまモン、佐藤市長の4人で記念撮影。そして、コンサートの最後は「赤とんぼ」で締めくくった。


止まないアンコールの声に由紀と安田が再登場すると、佐藤市長が花を持って現れふたりに贈呈。アンコールでは、喜納昌吉&チャンプルーズの名曲「花〜すべての人の心に花を〜」を披露し、その後客席へと降り、通路を歩いてファンと言葉を交わしながら会場を後にした。なお、来場者全員に童謡・唱歌5曲を収録したCD「こころに帰る歌たち」の無料配布も行なわれている。

由紀と安田は、2017年に入り、高知県室戸市や鳥取県湯梨浜町でコンサートを開催している。どちらも決して広くはない会場だが、地元の団体と組んで開催しているものだ。5月21日には熊本県水俣市で、水俣市の主催でコンサートを開催する予定。これまで以上に人々と寄り添おうとしているふたりの<童謡コンサート>に注目してほしい。

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