「地獄の底」メリマック、あらゆる「終わり」への執着
メリマックの5作目となるアルバム『オメガフィリア』が6月9日に発売されることが決まった。「自分たちのやっている音楽はブラック・メタル以外の何物でもない」と言い切る、生粋のブラック・メタル・バンドだ。
◆メリマック画像
バンド名が「地獄の底」を意味するメリマックは、セカンド・ウェイヴ・ブラック・メタル・スタイルを継承することをモットーとしている。『オメガフィリア』は、速い曲からスローで雰囲気たっぷりのものまでバラエティに富みつつ、やはりトータルとして1990年代前半のノルウェーやスウェーデンのブラック・メタルを彷彿させる作品だ。アルバム全体としての流れを重視した作品となっており、40分はあっという間だ。
タイトルの『オメガフィリア』は「終わりを愛するもの」という意味で、この世の終わり、あるいは自らの死…あらゆる「終わり」に対する執着を描いている。これこそが今回メリマックが表現したテーマなのだ。
Photo by Alizee Adamek
メリマック『オメガフィリア』
【30セット通販限定 CD+Tシャツ】¥5,000+税
【CD】 ¥2,300+税
※日本語解説書封入/歌詞対訳付き
1.コータライジング・コスモス
2.ザ・フォルシファイド・サン
3.アポファティック・ウェポンリー
4.ガターズ・オブ・ペイン
5.サイツ・イン・ザ・アビズマル・ルアー
6.セスプール・コロネーション
7.アット・ザ・ヴァンガード・オブ・ディセプション
【メンバー】
パーヴァーシファイアー(ギター)
ヴェスタル(ヴォーカル)
A.K.(ギター)
デソーン(ベース)
ブラスタム(ドラムス)
◆メリマック『オメガフィリア』オフィシャルページ