SF9、初のショウケースで注目度の高さ証明「この日を忘れずに努力します。みなさんに恩返しをします」

6月7日にワーナーミュージックジャパンより日本メジャーデビューを果たす韓国の9人組ボーイズグループSF9（エスエフナイン）が、4月7日に東京・TSUTAYA O-EASTで日本初の単独ショーケース＜SF9 1st SHOWCASE IN JAPAN “Fanfare”＞を開催し、満員の1,300人を前に全15曲の歌とフレッシュなトークで魅了した。

◆SF9 ショーケース 画像

SF9は、日韓のみならずアジア各国で活躍するロックバンドFTISLANDやCNBLUE、そして注目のガールズグループAOAらを輩出してきたFNC ENTERTAINMENTが初めて手掛けた男性ダンスボーカルグループだ。リーダーのヨンビンを筆頭に、ジュホ、フィヨン、チャニの4人のラッパーと、インソン、ジェユン、ダウォン、ロウン、テヤンの5人のボーカルから成る。SF9というグループ名は「Sensational Feeling 9」の頭文字からとったもので、「世界を驚かせる少年たち」を表しており、さらに漢字「久」を数字「9」に形象化し、チームの活動と人気が永遠に続くという意味も込められている。

彼らは昨年2016年10月に「Fanfare」で韓国デビューし、今年2月には2曲目の「ROAR」で一気に人気を高めた。日本でも韓国デビュー前から事務所主催のフェス＜FNC KINGDOM＞やCNBLUEのアリーナツアーでオープニングアクトを務めるなどして経験を積み、韓国での人気に比例するように期待値を上げてきていた。

オープンと同時に会場が超満員に至った今回のショウケース。とてつもない熱気に包まれたなかメンバー9人が登場すると、割れんばかりの歓声が上がり、韓国デビュー曲「Fanfare」を歌うと大きなファンコールが起こった。チャニが「オープニングからみなさんの熱気がスゴくて、テンションマックスでパフォーマンスできました」と言うほどの盛り上がりぶりである。

「これまで日本でもライブの経験がありましたが、単独公演をやるのは初めて。緊張していますが、楽しい時間を過ごしてほしいです（ロウン）」と挨拶すると「ROAR」などの他、テヤン＆チャニのダンスパフォーマンスや、テヤン、チャニ、ヨンビン、ロウン、ジュホによるアクロバティックを取り入れたダンスパフォーマンス、そして、ボーカルチームによる「So Beautiful」などのユニットステージやカヴァー曲も披露。そして、「日本でのショーケースのために、音楽番組でもやったことがない曲を用意してきました（ヨンビン）」と、「4 step」、組体操のような複雑なフォーメーションのダンスが特徴の「Jungle Game」などをパフォーマンスした。今回のショーケースでは様々なタイプの楽曲にチャレンジし、カラーの異なるボーカリストたちが聴かせる曲をきっちりと歌唱するSF9の魅力を伝えていた。

さらに、ショーケースということで、歌だけでなく彼ら自身のパーソナリティを知ることができる自己紹介コーナーや、事前に募集したファンからの要望に応えるコーナーなどで、ファンとのコミュニケーションを深めた。メンバーは、一生懸命日本語を交えながらのトークに大奮闘。「皆さんの心の中に桜の花を咲かせたい」というフィヨンに、「日本でFANTASY（SF9ファンの呼称）と花見に行って、おでんと焼き鳥を食べたい」と、日本でやりたいことを挙げるテヤン。ムードメーカーのダウォンはブルース・リーのモノマネで大爆笑を巻き起こした。

日本デビュー曲となる「Fanfare -Japanese ver.–」「ROAR -Japanese ver.-」「K.O. -Japanese ver.-」の3曲の日本語バージョンも、この日に初披露された。「韓国でのデビュー曲、2曲目の活動曲から水車ダンスまで、僕たちのヒット曲のすべてを収録したシングルです（テヤン）」と話し、リード曲「Fanfare -Japanese ver.–」は、「愛をかくれんぼに例えた、ファンファーレを鳴らす振付がポイントのノリノリな曲です（ヨンビン）」とアピールした。「ROAR -Japanese ver.–」では、ファンが「Japan Fantasy Burning on SF9♥」というカードを一斉に掲げるサプライズを用意するなど、ファンとSF9の相思相愛の空間に、「ステージは毎回楽しいけれど、22年生きて来て1番楽しいステージでした」とジュホが喜びを口にした。そして最後に、リーダーのヨンビンが「このステージが僕たちのスタートです。この日を忘れずに努力します。ここに立たせてくださった皆さんに2倍、3倍、それ以上の恩返しをします」と感謝の言葉を述べた。

今回のショーケースの熱気に証明されるように、日本でもSF9の注目度は高く、実際にショーケースのチケット当選倍率はなんと10倍以上だったという。今年の初夏、その名の通り日本でセンセーションを巻き起こすことを確信させてくれた。

なお、4月7日より世界110の国と地域にて「Fanfare -Japanese ver.–」の同時先行配信がスタートしており、4月8日には東京・ラフォーレミュージアム原宿、4月9日には大阪・大阪マーチャンダイズ・マート（OMM）展示ホールCで日本メジャーデビュー記念スペシャル特典会も開催される。また、4月18日には韓国で2ndミニアルバム『Breaking Sensation』をリリースし、日本デビュー前に大きな弾みをつける。次回の日本でのライブは、5月19日に幕張メッセ国際展示場 9 ホールで行われる＜KCON 2017 JAPAN × M COUNTDOWN＞が予定されている。ぜひチェックして欲しい。

撮影：田中聖太郎